2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
経済史入門―経済学入門シリーズ (日経文庫) 川勝氏は比較経済史の研究家、 経済史とは、理論と歴史が統合される場である。経済の大きな流れを捉え、歴史観と精緻な分析手法を合わせ持ったシュンペーターの考え方を応用して、経済がダイナミックに発展する理…
メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人 (光文社新書) 大河原氏は 日本初のメカニックデザイナー、「私が心掛けているのは、たとえアニメの世界であったとしても『嘘のないデザイン』をすることです。」(2015) メカニックデザイナ…
星が「死ぬ」とはどういうことか (BERET SCIENCE) 田中氏は超新星爆発を研究、夜空の星はいつも変わらず輝いているように見えますが、星のなかには一生を終えるときに大規模な爆発を起こし、非常に明るく輝くものがあります。これを超新星爆発といいます。(2…
世紀末・戦争の構造―国際法知らずの日本人へ (徳間文庫―教養シリーズ) 小室直樹( 1932 - 2010、経済学者、評論家。 国家ができる前に、ヨーロッパは既に存在していた。このキリスト教共同体からいかにして、国家、資本主義、近代法、戦争が生まれたか。(1997…
出家的人生のすすめ (集英社新書) 佐々木氏は宗教学者、二五〇〇年前、釈迦が本来説いた仏教によれば、出家とは世を捨てることではなく、社会からの支援を前提に同志とやりたいことを一生かけて追求することを意味した。そして、この出家の教えは現代の一般…
チャンドラーアメリカ経営史 ADチャンドラー(1918-2007)アメリカの歴史学者、米国大企業発展の歴史が専門。(1986) そもそもいつ大企業は生まれたのか、なぜ大きくなったのか? 大企業は1880年に突如として出現 大規模な近代産業企業の独特の特徴とは、大…
ディズニーの魔法 (新潮新書) 有馬氏はメディア論の研究者、今や原作よりも身近なディズニー・クラシックスの数々。いかにして残酷で猟奇的な原作は夢と感動の物語に作りかえられたのか。「アメリカの民話」を作るために使われた魔法とは何か。(2003) グリム…
アメリゴ・ヴェスプッチ―謎の航海者の軌跡 (中公新書) 色魔氏は元外務官僚、アメリゴ・ヴェスプッチは、謎の航海者である。かれの評価は500年の歴史を通じて二転三転した。(1993) 1507年「世界地理入門」出版 ・・・(ロネーヌ地方の学者たちによって)サン…
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) 梅田氏は米国在住の経営コンサルタント、現代は、江戸から明治に匹敵する「時代の大きな変わり目」だ。ウェブという「学習の高速道路」によって、どんな職業の可能性がひらかれたのか。(2007) 本…
アメリカ素描 (新潮文庫) 司馬遼太郎著、普遍性があって便利で快適なものを生み出すのが文明であるとすれば、いまの地球上にはアメリカ以外にそういうモノやコト、もしくは思想を生みつづける地域はないのではないか。(1986年) 文明と文化 文明は「たれもが…
戦争の条件 (集英社新書) 藤原氏は国際政治の研究者、君主の世襲による国境が正当性を失ったあとのヨーロッパにおいて、国土の領有はどのように正当化されるのか。(108ページより) (2013) 各国政府の合意による領土~ロジック① 各国政府の合意によって支え…
株式会社とは何か (講談社現代新書) 友岡氏は企業会計の研究者、企業はもうけるために存在する。ならば、何がどこまで許されるのか。(1998) どうして株式会社が普及したか?~本書の結論 スミスが否定するような非効率性、というデメリットよりも、大資本を…
株式会社とは何か (講談社現代新書) 友岡氏は企業会計の研究者、企業はもうけるために存在する。ならば、何がどこまで許されるのか。(1998) どうして株式会社が普及したか?~本書の結論 スミスが否定するような非効率性、というデメリットよりも、大資本を…
人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ (ノン・ポシェット) 米長 邦雄(1943 - 2012)は、将棋棋士。2003年(平成15年)12月、引退。 勝負は実力だけで決まるものではない、勝負もまた人が創るものである。(1993) 運を掴む方法 この一番というのは…
ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) アンダーソン氏はハイテク雑誌の編集者などを経験、ニッチ商品の集積が、メガヒットの収益を凌駕する!ITの進歩によって多数の非ヒット商品の管理・宣伝コストが限り…
世界史で学べ! 地政学 茂木氏は予備校の世界史の講師、 地政学とは、地理的条件が政治に与える影響を説明する学問。もともとイギリス、ドイツ、アメリカなどで国家戦略に科学的根拠と正当性を与えることを目的として発展してきました。(2015) 世界史におけ…
グリム童話の世界―ヨーロッパ文化の深層へ (岩波新書)「シンデレラ」「白雪姫」など高橋氏はドイツ文学の研究家、19世紀ドイツのグリム兄弟が編んだメルヘンは、本当は何を語っているのか-。キリスト教が広まる以前の神話・伝承にまで遡り、民衆の習俗や信仰…
ユダヤ人、世界と貨幣――一神教と経済の4000年史 ジャック・アタリ氏はフランスの政治経済の実務家であり思想家。ノマード”、すなわちユダヤ人たちは、人類史上、グローバリゼーションの先駆者である。数多くのユダヤ人たちは、なぜ、世界中で活躍できたのか?…
経営戦略を問いなおす (ちくま新書) 三品氏は経営戦略論の研究家、目指すべきは、長期で見た利益を最大化することである。それを実現する戦略はマニュアル化になじまず、突き詰めれば人に宿る。(2006) 社長にしかできないこと 大企業を観察していると、奇…
ニコニコ哲学 川上量生の胸のうち ニコニコ動画を育てあげ、KADOKAWA・DWANGOのトップとなった川上量生氏が生き方、働き方の哲学を語りつくす。(2014) オープンになるほど多様性は減っていく (加藤貞顕氏)ニコニコ動画のように、ユーザーがいつでも作品を…
文化人類学入門 (中公新書 (560)) 祖父江孝男(1926-2012)は文化人類学の研究家、本書 は2004年増補改訂版による。 文化人類学とは 文化人類学を一言で定義してみると、世界の様々な民族のもつ文化や社会について比較研究する学問だということになる。・・・…
ある広告人の告白[新版] 広告の天才にして偉大なる経営者、デイヴィッド・オグルヴィによる広告人のための教科書。戦後、37歳でニューヨークを本社とする広告会社を設立、後に合併し、現在オグルヴィ&メイザーとして知られる国際的大手広告会社となる。1999…
1492 西欧文明の世界支配 (ちくま学芸文庫) 1492年にコロンブスが間違って「インド」を発見して以降、それまで栄えていた中国・イスラム世界・アフリカ・アメリカ大陸の独自の文明は、すべてが抹殺されることになった。これを境に世界は、西洋近代化への道を…
羊の歌―わが回想 (岩波新書 青版 689) 加藤周一(1919 - 2008)は評論家、「現代日本人の平均に近い一人の人間がどういう条件の下にでき上ったか、例を自分にとって語ろう」と著者はいう。(1968年) 大和魂の語は本居宣長が提唱した「漢意(からごころ)」と対…
オランダ東インド会社 (講談社学術文庫) 永積明(1929-1987)は東南アジア氏17世紀前半、オランダは葡・西・英と東インド香料貿易の覇を競い、これを制した。その核となったのがオランダ東インド会社である。単行は1971年、文庫は2000年) 会社設立の背景 (オラ…
スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21) 内田氏は経営コンサルタント、情報は、検索するな、覚えるな、整理しすぎるな。問題意識を持ち、アナログな情報に触れれば、アイデアや仮説が生まれる。『仮説思考』の著者であるトップコンサルタント…
リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21) 江副浩平はリクルート創業者。1936- 2013、東京大学教育学部在学中より求人広告の仕事を手がけ、23歳で大学新聞広告社を創業。昭和38年に株式会社日本リクルートメントセンターとしたのち、「リクルー…
人種とスポーツ - 黒人は本当に「速く」「強い」のか (中公新書) 川島氏はアメリカ文化の研究家、オリンピックの陸上男子100m決勝で、スタートラインに立った選手56人は、ここ30年すべて黒人である。彼らは他の「人種」に比べ、本当に身体能力が優れているの…
広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。 本田氏は戦略広告コンサルタント、田畑氏は広告を出稿する立場、インターネットの普及などにより流通する情報量が爆発的に増える一方、 生活者はネットやHDDレコーダーなどを活用し、自分で情…
ローマはなぜ滅んだか (講談社現代新書) 弓削 氏は 古代ローマ史の研究家、は全世界から巨富を集め、繁栄の限りをつくしたローマ帝国。食卓をにぎわす珍鳥・珍魚、文学に、スポーツに進出する「自由な女」、文化となった愛欲――。「永遠」をうたわれた巨大文…