人類
幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論 ブロムホール氏は動物行動学のバックグラントを持つTVディレクター、地球上で最も奇妙な進化のプロセスを続けてきた人間は幼児化してきた!(2005) デズモンド・モリス氏の序文より (本書の)テーマは、私たちが…
爆発的進化論 1%の奇跡がヒトを作った (新潮新書) 進化は行きつ戻りつつ、、、。(2016) 最古のヒト 現在知られている最古の化石人類は、サヘラントロプス・チャデンシスである。およそ7百年前に生きていたと考えられる。・・・最古の人類であるサヘラント…
寿命1000年―長命科学の最先端 ワイナー氏はサイエンス・ライター、 ヒトの寿命は1000歳になる――一見失笑ものの主張がいかに現実味を増しているか。TEDコンファレンスでも著名なデ・グレイらによる先端長寿科学の成果とその限界を、あくまで科学的に紹介。…
生命の跳躍――進化の10大発明 ニック・レーン氏はサイエンスライター、生命の革命的「発明」とは?・・・ 生命の誕生/DNA/光合成/複雑な細胞/ 有性生殖/運動/視覚/温血性/意識/死(2010) 意識のハードプロブレム 意識のハードプロブレムとは、物質…
食糧と人類 ―飢餓を克服した大増産の文明史 ドフリース氏は持続的開発モデルの研究者、科学力と創意工夫で生産力を飛躍的に向上させ、度重なる食糧危機を回避し、増加してきた人類の歴史をたどる。(2016) 地球の上で生命は循環する 地球は十数枚のプレ…
若い読者のための第三のチンパンジー: 人間という動物の進化と未来 ダイヤモンド氏は進化生物学者、チンパンジー(コモンチンパンジー)、ボノボ(ピグミーチンパンジー)と人間の遺伝子はじつに「98.4%」が同じ。人間は「第三のチンパンジー」。 現生人類誕生は…
ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書) 大塚氏は人類生態学の研究家、何が人類をここまで激増させたのか? 20万年前、アフリカで誕生したわれわれは穏やかに増えていくが、つい最近、突然の増加をみた。農耕が始まった約1万年前のわずか50…
心臓の力 休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか (ブルーバックス) 柿沼氏は心臓の研究者、医師、活性酸素という猛毒にも曝されながら、なぜ心臓は過労死しないのだろうか? (2015) カバー表紙:赤は交感神経、青は副交感神経、赤が圧倒的に多い。 心臓で…
なぜ猫は鏡を見ないか?―音楽と心の進化誌 (NHKブックス No.120 伊東氏は作曲家、指揮者、人間と音楽をめぐる、音と心の結びつきに迫る。(2013) 音をスペクトルに分解すること=「虹の理論」 振動する弦の長さを半分、3分の1、4分の1、…と短くしてゆくと振…
人類がたどってきた道―“文化の多様化”の起源を探る (NHKブックス) 海部氏は 生物人類学の研究家、人間の創造性の根源を解き明かす。文明を築き、ロボットや宇宙旅行までも可能にする私たちの創造性。この能力ゆえに私たちの文化は発展し、多様化した。(2005)…
だまされ上手が生き残る 入門! 進化心理学 (光文社新書) 石川氏は認知行動理論野研究家、 人間の特徴は「協力すること」です。他人のために働いても、他人は恩返ししてくれないかもしれません。それでも、協力する、という気持ちを、私たちの多くが共有して…
つながる脳 (新潮文庫) 藤井氏は脳の社会的機能を研究、2頭のサルの序列確認行動を手がかりに、脳の「他者とつながりたい」本質をとらえ、さらにその中核となる心の姿へと迫る。(2009、文庫は2014) 社会的脳機能の実験 上下関係の決まっていない2頭のサルを…
フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する ミチオ・カク氏は理論物理学の研究家。脳研究やテクノロジーの進歩により、心の仕組みと働きが劇的に解明されつつある。さらに科学の進歩がつづくならば、われわれの能力や可能性は飛躍的に高まり、驚異の…
“緑の革命”を起した不屈の農学者 ノーマン・ボーローグ “緑の革命”の中心人物となり、飢餓に苦しむ数億人の人々を救い、世界平和に貢献したとして、一九七〇年、ノーベル平和賞を受賞した農学者、ノーマン・ボーローグの生涯。(2009年刊) ノーマン・ボーロー…
人類の足跡10万年全史 オッペンハイマー氏はDNA研究と考古学を結びつけた研究者、現生人類はアフリカで生まれた。一度は絶滅しかかったわれわれの祖先は、やがてアフリカを旅立つ。(2007年) アフリカ起源説 1988年、「ニューズウィーク」誌の表紙を黒人のア…
5万年前に人類に何が起きたか?―意識のビッグバン クライン氏は古人類学者、5万年前、人の脳の遺伝子レベルの変異が引き起こした「社会文化的爆発」についてどこまで分かっているのか?(2004年刊) 5万年前とはどういう時代だったか 5万年前頃、ヒトの個体群が…
まねが育むヒトの心 (岩波ジュニア新書) 明和氏は比較認知発達学の研究家、心はいつ生まれ、どのように育つのでしょうか。相手の気持ちをくみとったり、「おせっかい」に関わろうとするのはヒトだけです。それはなぜか。赤ちゃんがみせる「まね」と「共感」…
まねが育むヒトの心 (岩波ジュニア新書) 明和氏は比較認知発達学の研究家、心はいつ生まれ、どのように育つのでしょうか。相手の気持ちをくみとったり、「おせっかい」に関わろうとするのはヒトだけです。それはなぜか。赤ちゃんがみせる「まね」と「共感」…
皮膚感覚の不思議―「皮膚」と「心」の身体心理学 (ブルーバックス) 山口氏は身体心理学の研究家、 なぜ、くすぐる仕草をされるだけでもくすぐったい?身体心理学で迫る! (2006年刊) 著者によれば人間は古くからくすぐったさに不思議な感情を持っていたという…
昆虫にとってコンビニとは何か? (朝日選書) 高橋氏はカメムシの"採集人"、深夜のコンビニは、明かりに引きつけられた昆虫にとって繁殖の場でもある。人間が便利で心地よい生活のためにつくってきた装置は、環境をつくりかえ、多くの昆虫を絶滅させてきた。そ…
プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか? ウルフ氏は認知神経学の研究家。読字(書)は、脳の編成の最も基本的な設計原理がいかにして、絶えず進化し続ける私たちの認知プロセスを支え、構築していくかを教えてくれるのだ。2008年刊 読書リテラシー…
ペニシリンはクシャミが生んだ大発見―医学おもしろ物語25話 (平凡社新書) 百島氏は医師,2010年2月刊 聴診器、レントゲン、輸血、ワクチン、麻酔…今では私たちが当たり前に恩恵を受ける医療技術の数々。その進歩の陰には、不屈の医師たちの人間ドラマがあった…
脳は空より広いか―「私」という現象を考える 著者のエーデルマン博士は1972年「免疫抗体の化学的構造に関する研究」でノーベル賞を受賞。 「私」が感じるこの「感じ」。「私」と「感じ」はいかにして脳から生まれるのか?世界中の科学者、哲学者が苦悩する難…
友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学 ダンパー氏は認知・進化人類学の研究者、2011年刊行。 ダンパー数~ひとりひとりをきちんと認識できるのは150人前後の集団まで 人間以外の霊長類では、集団サイズと新皮質の大きさが比例することがわかっ…
パンドラの種 農耕文明が開け放った災いの箱 ウェルズ氏は考古学と遺伝子工学の成果に基づき、文化人類学を研究。本書では農耕が人類に何をもたらしたのか、主に負の側面から説明する。 P244狩猟採集は「多くの要素と多様なスキル」を誇る 我々は幸福な農耕…
パンドラの種 農耕文明が開け放った災いの箱 ウェルズ氏は考古学と遺伝子工学の成果に基づき、文化人類学を研究。本書では農耕が人類に何をもたらしたのか、主に負の側面から説明する。 P244狩猟採集は「多くの要素と多様なスキル」を誇る 我々は幸福な農耕…
平均寿命105歳の世界がやってくる―喜ぶべきか、憂うべきか アレックス・ザヴォロンコフ カナダのクイーンズ大学、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学、ロシアのモスクワ大学で学ぶ。老齢化研究のシンクタンク「生物老年学(バイオジェロントロジー)研究財団…
100の思考実験: あなたはどこまで考えられるか バジーニ氏はイギリスの哲学雑誌の編集者。「古代ギリシャの時代から哲学者たちは「思考実験」を“考えるためのシミュレーション・ツール”として用いてきました。」 ギュゲスの指輪(Wiki) ギュゲスの指輪の…
100の思考実験: あなたはどこまで考えられるか バジーニ氏はイギリスの哲学雑誌の編集者。「古代ギリシャの時代から哲学者たちは「思考実験」を“考えるためのシミュレーション・ツール”として用いてきました。」 ギュゲスの指輪(Wiki) ギュゲスの指輪の…
ネアンデルタール人 奇跡の再発見 (朝日選書)小野氏は考古学の研究家、 1856年ネアンデルタール人はドイツネアンデルタール渓谷の石灰採掘所で発見 実際に骨が発見されたのは、1856年8月初旬の事だ。(中略)フェルトホーファー・キルヒェ洞窟に隣接する小フ…