2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「空間」から読み解く世界史: 馬・航海・資本・電子 (新潮選書) 宮崎氏は世界史をテーマに著作を重ねる。「空間革命」という独自の歴史観から、五千年の人類史を一気に俯瞰! 乾燥地帯で始まった穀物栽培、騎馬に よる異文化統合、大陸を結ぶ大西洋支配、地球…
ポスト消費社会のゆくえ (文春新書) 消費社会論の研究者でもある上野千鶴子氏が元グループ総帥・辻井喬(堤清二)氏へのインタビューを通して、ポスト消費社会をどのように再構築していくか、その手がかりを探る。 1982年、セゾングループの絶頂期 セゾングル…
私に売れないモノはない! 1日平均6台、15年間で13001台の新車を販売した、ギネス記録12年連続世界No.1のセールスマンが明かす「必ず売れる」セールステクニック。今日まで何百万人もの読者が仕事に役立て続けてきた不朽のベストセラー。原書は1977年、邦訳は…
サヨナラ、学校化社会 (ちくま文庫) 本書は、義務教育から大学院まで24年間の学生生活を送り、その後、教育者として弱小私学を経て東大大学院で教鞭(きょうべん)をとっている上野千鶴子氏の「脱学校化社会論」である。単行は2002年、文庫は2008年刊 学校と…
AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書) 小林氏は人口知能などのアナリスト、 脳科学とコンピュータの融合が私たちの常識を覆す!「自ら学んで成長する能力」を身につけた次世代ロボットは、人間社会をどのように変えるのか? AIが能力向上は機械学習…
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 ちきりん氏はブロガー、 いたる所で市場化が進み、不確実性が高まるこれからの社会では、 英語力や資格などの個別のスキルよりも、 「何を学ぶべきか?」「自分は何を売…
遺伝学の誕生―メンデルを生んだ知的風土 (中公新書 (761)) 中沢信午(1918-2002)は日本の生物学者、人類が遺伝子の観察に成功する80年前、メンデルは遺伝子を予測していた。そこには法則化学の原子論とメンデルの遺伝子が結びついていた経緯があった。(1985年…
なぜ、この人と話をすると楽になるのか 吉田氏はニッポン放送の大人気アナ、些細な会話すらままならないコミュ障だった! (2015年刊) 自分の欠点が最大の強み コミュニュケーションをとるうえで自分がどうしているといちばん心地いいか、相手から振られやすく…
仏教は宗教ではない~お釈迦様が教えた完成された科学~ (合冊版) アルボムッレ・スマナサーラ氏はスリランカ上座部仏教の長老。イケダハヤト氏はブロガー。宗教とは何か?自分とは何か?生きることの意味は何なのか?「宗教」「仏教」の疑問から「自我」「死生」…
逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫) 井沢氏は作家、日本人の「わ」の精神のルーツは?1993年の文庫化 日本の国名は「ワ」という発音だった。 日本列島人(原住民)が、中国人に国の名を問われて、「我らの国」(つまり「ワ」とい…
仏教は宗教ではない~お釈迦様が教えた完成された科学~ (合冊版) アルボムッレ・スマナサーラ氏はスリランカ上座部仏教の長老。イケダハヤト氏はブロガー。宗教とは何か?自分とは何か?生きることの意味は何なのか?「宗教」「仏教」の疑問から「自我」「死生」…
鉄砲を捨てた日本人―日本史に学ぶ軍縮 (中公文庫) ペリン氏は米国の文学研究家。 16世紀後半の日本は、非西欧圏で唯一、鉄砲の大量生産にもまさる鉄砲使用国となった。にも拘らず江戸時代を通じて日本人は鉄砲を捨てて刀剣の世界に舞い戻った。武器の歴史に…
はじめての構造主義 (講談社現代新書) 構造主義とは「あらゆる現象に対して、その現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を理解し、場合によっては制御するための方法論」を指す言葉である。橋爪氏は構造を数学的概念であると説明する。(1988年刊…
はじめての構造主義 (講談社現代新書) 構造主義とは「あらゆる現象に対して、その現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を理解し、場合によっては制御するための方法論」を指す言葉である。橋爪氏は構造を数学的概念であると説明する。(1988年刊…
インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ 小林弘人氏と柳瀬博一氏のメディアについての対談、ウェブとSNSの発達で、いまや世界は「150人の村」になり、われわれは原始人に戻った?2015年刊 柳瀬氏は星新一のショートショートを話題に…
本書の著者ディー・ホック氏はVISAの創業者。ディー・ホック氏は1968年にVISAの前進を立ち上げるが、本書でクレジットカードビジネスの本質を記している。 VISAのコマーシャルに"price less"というのがあったが、、、 VISAカード VISAカードは1958年のにBank…
生物多様性 - 「私」から考える進化・遺伝・生態系 (中公新書) 本川氏は動物生理学野研究家、 地球上には、わかっているだけで一九〇万種、実際は数千万種もの生物がいる。その大半は人間と直接の関わりを持たない。しかし私たちは多様なこの生物を守らなけ…
植物が出現し、気候を変えた ビアリング氏は植物学、古気候学の研究家。植物の進化と繁栄は、かつて想像されていた以上にダイナミックに、地球の景観や気候をつくりかえていた ! 2015年刊 植物は酸素を製造 植物や微生物が行っている酸素製造という活動は、…
スポーツと超能力―極限で出る不思議な力 (コズモブックス (8)) 本書は1984年刊、タイトルは誤解を招きかねないが、数多くのスポーツマンの"普通ではない体験"についての発言が引用されている。 スポーツマンの至福の時 精神と魂と肉体とが完全に調和したとき…
牛乳とタマゴの科学 (ブルーバックス) 酒井氏は動物育種繁殖学の研究家、ニワトリは幾つのタマゴを産んでいるのか?(2013年刊) ニワトリは1万年前タイの赤色野鶏から分かれた 祖先探しはニワトリに似ている野鶏を探すことから始まった。・・・東南アジアにい…
牛乳とタマゴの科学 (ブルーバックス) 酒井氏は動物育種繁殖学の研究家、ニワトリは幾つのタマゴを産んでいるのか?(2013年刊) ニワトリは1万年前タイの赤色野鶏から分かれた 祖先探しはニワトリに似ている野鶏を探すことから始まった。・・・東南アジアにい…
宇宙に果てはあるか (新潮選書) 吉田伸夫氏は専攻は素粒子論(量子色力学)。本書は宇宙に関する科学史、文系でも理解できる様に工夫されている。12章「われわれはどこへ向かっているのか」を読んで始めて宇宙のエントロピーが理解できました。(2009年刊) 地球…
昨日に続いて2度目の登場 情報とはなにか? "差異(ちがい)を有む差異(ちがい)"という視点から~『精神と自然』グレゴリー・ベイトソン(1979) - 毎日1冊、こちょ!の書評ブログ ラマルクは、現在では普通、獲得形質の遺伝という不名誉な遺伝の法則に関わって思…
精神と自然―生きた世界の認識論 グレゴリー・ベイトソン(Gregory Bateson, 1904年- 1980年)は、アメリカ合衆国の文化人類学・精神医学などの研究者。ニューギニアの部落からサイバネティクスまで、また精神分裂の世界から生物の進化までを今世紀の知の辺境…
企業・市場・法 企業がなぜ存在するか?当たり前過ぎて答えに苦労する。大きな資本が要るから、ブランドがあるから、技術を持っているから、などなど。コースは「企業は価格メカニズムをより効率的に利用する」故に存在すると言った。1991年ノーベル経済学賞…
エネルギーとはなにか そのエッセンスがゼロからわかる (ブルーバックス) RG・ニュートン氏は理論物理学が専攻。2015年刊 エネルギーという言葉を当たり前の様に使う。今となってはエネルギーという概念がどうやって成立したのか忘れている。教科書的に知識…
ロボットという思想~脳と知能の謎に挑む(NHKブックス) 浅田氏は認知発達ロボティックスの研究者。ロボットがココロを持ち、私たち人間とコミュニケーションする日はくるのか。学習し成長するロボットをつくりだすことで、人間の知性と身体の驚くべき関係が見…
哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎 (ブルーバックス) 酒井氏は動物育種繁殖学の専門家、現在、地球上で最も繁栄している生物、哺乳類。生物にとって最も重要なのは、子孫を確実に残すこと。つまり、その繁栄のカギは「乳」というシステムにあった。(2015年刊) …
恋愛と贅沢と資本主義 (講談社学術文庫) ゾンバルト(1863ー1941)はドイツの経済史家。「非合法的恋愛の合法的な子供である奢侈は、資本主義を生み落とすことになった」原書は1912年刊、文庫は2000年刊 贅沢とは? 奢侈、贅沢とは、必需品を上回るものにかける…
恋愛と贅沢と資本主義 (講談社学術文庫) ゾンバルト(1863ー1941)はドイツの経済史家。「非合法的恋愛の合法的な子供である奢侈は、資本主義を生み落とすことになった」原書は1912年刊、文庫は2000年刊 贅沢とは? 奢侈、贅沢とは、必需品を上回るものにかける…