2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
神々の沈黙―意識の誕生と文明の興亡 ジュリアン・ジェインズは心理学の研究家、3000年前まで人類は「意識」を持っていなかった! 右脳に囁きかける神々の声はどこに消えたのか? 豊富な文献と古代遺跡の分析から、意識の誕生をめぐる壮大な仮説を提唱する。(原…
細胞発見物語―その驚くべき構造の解明からiPS細胞まで (ブルーバックス) 山科氏は細胞学の研究家、私たちの体を形作る60兆個の細胞、発見の歴史をたどる。(2009) 細胞学説はいつ生まれたのか? 細胞は生命活動を営む最小の単位で、細胞の集積によってあら…
インターネット的 (PHP文庫) 糸井氏は1998年以来、ほぼ日刊イトイ新聞を主宰、インターネット登場後の世界について考察したものだが、 読む者は、この十年間に起きた変化の本質を、 そしてこれからのことまでをも、十年前のこの本によって 知ることになるだ…
色彩心理学入門―ニュートンとゲーテの流れを追って (中公新書) 大山氏は心理学の研究家、色彩の研究は、ニュートンの実験に始まり今日の色表示体系にいたる。(1994) 色とは何か? 現代では太陽光は、長波長に対応する赤から短波長に対応する菫(スミレ、バ…
宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰 ウェイド氏はサイエンスライター、原始社会において宗教はなぜ不可欠だったのか、信仰の本能はいかにして人間の本性に組み込まれたのか?(2011) 宗教とは 宗教とは、感情に働きかけ、人々を結束させる信念と…
1行バカ売れ (角川新書) 川上氏はコピーライター、大ヒットや大行列は、たった1行の言葉から生まれる! 「結果につながる」言葉の書き方をコピーライターの著者が伝授!(2015) 売りにつながる欲望10 欲望の英語Desireの頭文字と数字の10を合わせてD10と略す…
大村智 - 2億人を病魔から守った化学者 大村智氏は「寄生虫による感染病に対する新しい治療法の発見」で2015年ノーベル賞受賞。 大村氏は微生物の生産する有用な天然有機化合物の探索研究を45年以上行い、これまでに類のない450種を超える新規化合物を発見…
人間は「心が折れる」からこそ価値がある 苫米地氏は過去人工知能の研究を手掛けてきた。巷の「AI(人工知能)論議」の大ウソを喝破。高付加価値人間の「脳力」の秘密に迫る。(2015) もっともらしい未来予言は、だいたい30年先をいう 2045問題をどのように定…
心臓の力 休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか (ブルーバックス) 柿沼氏は心臓の研究者、医師、活性酸素という猛毒にも曝されながら、なぜ心臓は過労死しないのだろうか? (2015) カバー表紙:赤は交感神経、青は副交感神経、赤が圧倒的に多い。 心臓で…
宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか? ロイド氏は量子コンピューティングの研究家、宇宙は何のために存在するのか? それは、計算をするためである。何を計算しているのか? それは、宇宙自体、すなわち自分自身である…
学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(全2巻セット) ハワード・ジン氏は米国の政治学の研究者、差別と貧困の国,戦争の国、アメリカは、どのようにして生まれたのか?民衆のアメリカ史(2008) アメリカ合衆国憲法 1935年に、歴史家チャールズ・ビアード…
なぜ猫は鏡を見ないか?―音楽と心の進化誌 (NHKブックス No.120 伊東氏は作曲家、指揮者、人間と音楽をめぐる、音と心の結びつきに迫る。(2013) 音をスペクトルに分解すること=「虹の理論」 振動する弦の長さを半分、3分の1、4分の1、…と短くしてゆくと振…
アデン、アラビア/名誉の戦場 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-10) ポール・ニザン(1905-1940)はフランスの小説家、老いて堕落したヨーロッパにノンを突きつけ、灼熱の地アデンへ旅立った二十歳。憤怒と叛逆に彩られた若者の永遠のバイブル。(原著は1…
戸塚教授の「科学入門」 E=mc2 は美しい! 故戸塚洋二・東京大特別栄誉教授物はスーパーカミオカンデ素粒子の一つ「ニュートリノ」に質量があることを示す「ニュートリノ振動」を発見した。2008年死去、同じ研究チームに所属していた梶田隆章氏が2015年ノーベ…
地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書) 増田氏は官僚、岩手県知事を経験、若者が子育て環境の悪い東京圏へ移動し続けた結果、日本は人口減少社会に突入した。 多くの地方では、すでに高齢者すら減り始め、大都市では高齢者が激増してゆく。(201…
P≠NP予想とはなんだろう ゴールデンチケットは見つかるか? フォートナウ氏は計算複雑性の専門家、今のコンピュータを使えば何でも簡単に検索できるのでしょうか?(2014) カーナビはどうやってルートを計算するか? シカゴから車でニューヨークへ行きたいと…
習近平の中国 (新潮新書) 宮本氏は2006‐2010の駐中国大使、 猛烈な反腐敗闘争、戦後秩序を揺さぶる外交攻勢、急減速する経済の立て直し―。二〇一二年の総書記就任以来、習近平は猛烈なスピードで改革を進めている。(2015) 中国社会と日本社会 明治以来、日…
職業としての小説家 (Switch library) 誰のために書くのか、どのように書くのか、そしてなぜ小説を書き続けるのか、小説を書くための強い心とは。(2015) 時間を味方につける 僕は毎日10枚の原稿を書きます。とても淡々と。「希望もなく、絶望もなく」とい…
奴隷のしつけ方 解説のジェリー・トナー氏は英国の古典学の研究者、本書はファルクスという古代ローマの貴族が執筆する形式をとる。「古代の大帝国を支えた奴隷越しに 我々の生きる現代社会が見えてくる」(2015) ローマ帝国と奴隷 大土地所有者たちは、買…
指揮者の仕事術 (光文社新書) 弦が切れる、打楽器が床に落ちる、管の内部に水蒸気が詰まる、オペラ歌手が歌を間違える…そんな時こそ指揮者の出番です!現役指揮者だから語れる「自ら音を出さない音楽家」のリーダーシップ論。(2011) 音楽の守備 「複雑な作…
刀狩り―武器を封印した民衆 (岩波新書 新赤版 (965)) 藤木氏は日本中世史の研究家、秀吉の刀狩りによって民衆は武装解除されたという「常識」は本当だろうか? 武装解除された「丸腰」の民衆像から、武器を封印する新たな日本民衆像への転換を提言する。(200…
ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫) トースターをまったくのゼロから、つまり原材料から作ることは可能なのか? ふと思い立った著者が鉱山で手に入れた鉄鉱石と銅から鉄と銅線を作り、じゃがいものでんぷんからプラスチックを作るべく七転八倒。…
大陸と海洋の起源〈上〉―大陸移動説 (岩波文庫) ドイツの地球物理学者ヴェーゲナー(1880‐1930)が今世紀はじめ本書で提唱した大陸移動説は、それまでの地球観をくつがえす、まさに地球科学の1つの革命であった。(原著は1929、文庫は1981) 大陸移動説 大陸塊…
金魚はすごい (講談社+α新書) 吉田氏は江戸時代創業の金魚屋「金魚の吉田」の当主、たかが金魚、されど金魚。その知られざるディープな世界を紹介。(2015) 金魚の由来 金魚は、以外にも日本原産ではなく、もともと中国で誕生しました。3-5世紀頃、中国…
喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ) 清水氏は日本中世社会史の研究家、世界にも希な奇妙な「法」はなぜ生まれたか?(2006) 喧嘩両成敗 中世および近世の日本の法原則の1つ。喧嘩に際してその理非を問わず、双方とも均しく処罰するという原則。成文法とし…
決着! 恐竜絶滅論争 (岩波科学ライブラリー) 後藤氏は地質学の研究家、恐竜はなぜ絶滅したのか。専門家にとってはもはや決着済みといえる絶滅の原因をめぐって、いまだに新説が出されてはマスコミを賑わす。これを憂えた著者らは、有名な科学雑誌に論争の余…
地球の履歴書 (新潮選書) 大河内氏は地球物理の研究家、戦争や探検、数学の進歩や技術革新などのおかげで、未知の自然現象の謎は氷解してきた。(2015) 黒色頁岩 黒色頁岩の特徴は何といっても、大量の有機物が含まれていることである。写真の黒い地層には…
天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで (ブルーバックス) 天野氏は2014年ノーベル賞受賞、本当にすごいのはこれからだ! 青色LEDはなぜ夢のある技術なのか、その原理と研究の最前線を開発者自らが分かりやすく紹介。(2015) LEDは半導体…
天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで (ブルーバックス) 天野氏は2014年ノーベル賞受賞、本当にすごいのはこれからだ! 青色LEDはなぜ夢のある技術なのか、その原理と研究の最前線を開発者自らが分かりやすく紹介。(2015) LEDは半導体…
天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで (ブルーバックス) 天野氏は2014年ノーベル賞受賞、本当にすごいのはこれからだ! 青色LEDはなぜ夢のある技術なのか、その原理と研究の最前線を開発者自らが分かりやすく紹介。(2015) LEDは半導体…