2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧
日本にノーベル賞が来る理由 (朝日新書) 伊東氏は作曲家、指揮者、原爆、核開発からポスト冷戦後まで、パワーポリティクスを鮮やかに読み解き、日本の進むべき道を指し示す。世界の研究と開発を左右する、「最高権威」ノーベル財団の戦略とは。(2008) 湯川博…
サッカーという名の戦争―日本代表、外交交渉の裏舞台 (新潮文庫) 平田氏は「トップスポーツビジネス」の研究家、自ら関わった数多くの日本代表戦のマッチメイクを振り返り、ピッチ外で火花を散らすもう一つの戦い=「外交交渉」の真実を、通産省出身のサッカ…
街道をゆく〈35〉オランダ紀行 (朝日文芸文庫) 司馬遼太郎は小説家、 鎖国時代の日本にとって、暗箱にあいた針穴から射しこむほどのかすかな外光がオランダだったと著者はいい、プロテスタント精神の発露たる商業活動が育てた自律的、合理的な国民性をゆく先…
機長、究極の決断 (静山社文庫) サレンバーガー氏はUSエア1549便の機長、二〇〇九年一月一五日、ニューヨークの空港を離陸して上昇中に鳥の群れに衝突、両エンジンが破壊されマンハッタン島西側のハドソン川に緊急着水した。この航空事故は、乗員乗客全員が…
「無限」に魅入られた天才数学者たち (〈数理を愉しむ〉シリーズ) アクゼル氏はサイエンス・ライター、数学に無限は付きもののように思えるが、では無限は数なのか? 数だと言うならどのくらい大きい?(2015、原著は2000) 数直線 直線上に数を乗せたものを数直…
生命の星の条件を探る 阿部氏は地球物理学の研究家、宇宙の視点でみると水は常識を裏切る物質である。(2015) 宇宙に水はたくさんある H20という通り、水は水素=Hと酸素=Oからできています。太陽系で二番目に量が多いヘリウム=Hは化学反応しない物質です。…
ヒトはなぜ絵を描くのか 中原 佑介(1931年- 2011年)は、日本の美術評論家。ラスコーやアルタミラ等の洞窟画をめぐり、その壮大な謎に挑む。(2001) ショーヴェ洞窟 フランス南部ア付近にある洞窟。最古と思われる約3万2000年前の洞窟壁画であるショーヴェ…
できたての地球――生命誕生の条件 (岩波科学ライブラリー) 廣瀬氏は地球起源・初期宇宙の進化の研究家、 「できたての地球」になぜ生命は生まれたのか。(2015) 生命の誕生時期 太陽系に始まりは46億年前、そして地球表面を覆っていた、ドロドロに融けたマグマ…
優位戦思考で世界に勝つ 日下氏は評論家、「優位戦」とは、こちらが主導権を握って“戦場"を選び、時を決め、目的も手段も決められる戦いのことである。そうした「優位戦」の思考を持てば、「劣位戦」に追い込まれることなく自分の利益を確保できる。(2014)…
野心のすすめ (講談社現代新書) 林氏は小説家、「有名になりたい」「作家になりたい」「結婚したい」「子どもが欲しい」――無理と言われた願望をすべて叶えてきた人気作家による「夢を実現させるヒント」。(2013) 林真理子(1954年~ ) 小説家、エッセイスト…
この国。 (光文社文庫) 石持氏はミステリー作家。 一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。死刑執行は娯楽となり、国民は小学校卒業時に将来が決められ、士官学校は公務員養成所と化し、政府が売春宿を管理する。そんな…
この国。 (光文社文庫) 石持氏はミステリー作家。 一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。死刑執行は娯楽となり、国民は小学校卒業時に将来が決められ、士官学校は公務員養成所と化し、政府が売春宿を管理する。そんな…
AIは「心」を持てるのか ザルカダキス氏はサイエンスライター、AI・ロボットは人類を救うか?(2015) 今のAIは特異点を超えられない 第一の前提は、私たちのコンピュータテクノロジーが、アーキテクチャー的には人間の脳と異なるのに、自己認識を含むを含む人…
いいデザイナーは、見ためのよさから考えない (星海社新書) 有馬氏は経営学部出身のデザイナー、「デザイン」はロジカルシンキングやプレゼンテーションと同じ問題解決の「道具」であり、コツさえ学べば誰にでも使いこなすことのできるものなのです。(2015) …
30の発明からよむ世界史 (日経ビジネス人文庫) 池内氏監修、身の回りにある「モノ」にはすべて歴史があります。(2015) 乾電池はいつ生まれたか? 使い切りのものを一次電池、充電して繰り返し使えるものを二次電池といいます。カーバッテリーなどに使われる…
ストラテジストにさよならを (ゲーテビジネス新書) 広木氏は株式のストラテジスト、投資のプロと個人投資家の差なんて、あるようで実はない。(2011) 株式投資の本質とは やや哲学的になるが、明日はまったく新しい一日だと思うことだ。今日の延長線上に明日…
働く、編集者―これで御代をいただきます。 加藤氏は編集者、最近では「佐治敬三と開高健 最強のふたり」(北康利さん・著)を担当、 編集者という仕事 編集者の仕事とは、まさに異能の人々と出会い、そういう人々の創作活動の現場で、彼らの傍らに寄り添い補…
ルポ 電子書籍大国アメリカ (アスキー新書) 大原氏は出版エージェント、本の電子化で読書習慣、思考の仕方、出版社・著者・読者のあり方はどう変わっていくのか? 本書は2010年の出版、アメリカの電子書籍黎明期の状況を知りたくて本書を手にとる。(2010) …
未来は言葉でつくられる 突破する1行の戦略 細田氏はコピーライターを経て、経営と言葉、という観点から活動する。世界を変えた言葉はどうやって作られたか?(2013) ヴイダル・サスーン 初めて自身のサロンをロンドンに開いたのは、1954年、26歳のときでした…
調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫) 斉須氏はフレンチレストランのオーナーシェフ、大志を抱き、二十三歳で単身フランスに渡った著者が、夢に体当たりして掴み取ったものとは?「(2006) 三つ星レストラン「ヴィヴァロワ」 と…
MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 田端氏はマスメディアの内側のビジネスマン、メディアが毎日の隅々までを浸す「メディア爆発時代」。ビジネスの成否や、人生の質をも左右する、「メディア・リテラシー」(2012) 世界最古のメディアとは 私は最古の…
パラダイムの魔力 新装版 バーガー氏は経営コンサルタント、頭がよく常識ある人ほど、将来が見えずに取り残されてしまうのはなぜなのか?思考を縛る足かせでもあり、将来を予見して成功に導く魔法の杖にもなる「パラダイム」を解説。(原著は1992年、新装版は2…
TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと 本田氏はコンサルタント、そして旅のプロフェショナル。先人たちの「旅の格言」をフックとして、みずからの旅から学んだエピソードを「旅=人生」という視点で書き下ろす。(2015) 旅=人生…
リソース・レボリューションの衝撃――100年に1度のビジネスチャンス 著者はマッキンゼーのコンサルタント、欠乏は超ビッグビジネスの宝庫!マッキンゼーの最新レポートが描く、衝撃の資源・エネルギー革命(2015) 第三次産業革命 スミスの代表作、「国富論」は…
人類がたどってきた道―“文化の多様化”の起源を探る (NHKブックス) 海部氏は 生物人類学の研究家、人間の創造性の根源を解き明かす。文明を築き、ロボットや宇宙旅行までも可能にする私たちの創造性。この能力ゆえに私たちの文化は発展し、多様化した。(2005)…
宇宙のダークエネルギー 「未知なる力」の謎を解く (光文社新書) 土井氏、松原氏は現代宇宙論の研究家、宇宙の中に、膨張を加速させる「未知の力」が働いていることを意味する。宇宙は正体不明のダークエネルギーに満ちている―。(2011) アインシュタイン方程…
星の古記録 (岩波新書) 斉藤氏は天文学の実務家、天文学東西の古い文献には日食・星食・流星・彗星などの数多くの天文記録が載せられているが、複雑な天文学的計算によって当時の状況を再現してみると、それが正確であるかどうかがわかる。(1982) 日本最初の…
子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫) ゴフ氏は現代フランスを代表する歴史家、「統一ヨーロッパ」の建設という夢を前提に、フランスの中学生に向けてヨーロッパの歴史を語る。(原書は2007年、文庫は2009) ヨーロッパ大陸 ヨーロッパ大陸を旅する…
ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎 (集英社新書) 鈴木氏はニュートリノ観測に従事、ニュートリノは他の物質と反応しにくいからこそ物質や宇宙の奥底からさまざまな情報を私たちの届けてくれる「(2013) ニュートリノの切っ掛け、ベータ崩壊 ベータ崩壊…
大学とは何か (岩波新書) 吉見氏は社会学、文化研究、メディア研究の研究家、大学を知のメディアとして捉え、中世ヨーロッパにおける誕生から、近代国家による再生、明治日本への移植と戦後の再編という歴史のなかで位置づけなおす。(2011) 大学はいつ生まれ…