新刊
錯覚の科学 (文春文庫) ハーバード大学の俊才たちが、最先端科学実験で次々に明らかにする、あなたの記憶のウソ、認知の歪み、理解の錯覚。科学読み物。 単行は2011年、文庫は2014年刊。 原因の錯覚 三つの片寄りは、それぞれ独立していると同時に相互にから…
錯覚の科学 (文春文庫) ハーバード大学の俊才たちが、最先端科学実験で次々に明らかにする、あなたの記憶のウソ、認知の歪み、理解の錯覚。科学読み物。 単行は2011年、文庫は2014年刊。 原因の錯覚 三つの片寄りは、それぞれ独立していると同時に相互にから…
思索の源泉としての鉄道 (講談社現代新書) 原氏は日本思想史の研究家、常磐線の断たれた鉄路はどうなっているか?2014年刊 常磐線は今も全線開通していない、 車中の時局談義 「どうせなついでに早く日米戦争でもおっぱじまればいいのに」 「ほんとうにさうさ…
脳の中の時間旅行 : なぜ時間はワープするのか ハモンド氏はサイエンス・ライター、アナウンサー、心理学者。2014刊 夜と霧の作者、フランクルはアウシュビッツ収容所で、「将来自分がアウシュビッツの経験を講義する」姿を想像(しそれを実現した) 将来思考…
数学記号の誕生 xを使った方程式、今では当たり前の事。人類はここに到達するのに長い年月をかけてきた。17世紀以前、ニュートンの万有引力もまた記号を使わず、言葉と図表によって表現されていた事になる。2014年刊 未知数と既知数 今なら2次式をax^2+bx+…
未来予測を嗤え! (oneテーマ21) 予測では知ることがきない、人類にとって大事なことがある。人気の書評家と気鋭の数学者による白熱講義! どうして天気予報の精度が上がったか? 昔はせいぜい百葉箱で温度や湿度を測るくらいでしたが、1930年代にはラジオゾン…
カラー版 - ゴッホ〈自画像〉紀行 (中公新書) 木下氏は近代思想芸術史、ゴッホの研究家。木下氏の自画像のフレームワークでゴッホを論ずる。2014年刊 彼の画家人生は、わずか10年あまりにすぎない。その短い歳月に、四〇点を超える自画像を遺した。 自画像以…
データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則 日立製作所中央研究所で2006年に開発されたウエアラブルセンサ「ビジネス顕微鏡」による人間行動の研究が、いま、人間・組織・社会の理解を根本から変えようとしている。2014年9月刊…
ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか ピーター・ティールは米国の起業家「僕たちが新しい何かを生み出すたびに、ゼロは1になる。」2014年9月刊 資本主義と競争は対極 資本主義は資本の蓄積を前提に成り立つのに、完全競争下ではすべての収益が消…
大仏はなぜこれほど巨大なのか (平凡社新書) 大仏からインドのストゥーパ、ローマ神殿まで、世界の宗教建築はさまざまに存在するが、その不思議をシンプルに突き詰めてゆけば洋の東西を問わず発見できる「真実」がある。 武澤氏は建築家、2014年刊 世界最大…
イチョウ 奇跡の2億年史: 生き残った最古の樹木の物語 この愛すべき樹木がたどったあまりに数奇な運命!2億年近く生き延びたあとに絶滅寸前になったイチョウは、人間の手で東アジアから息を吹き返した。 イチョウは2億年前に誕生し、1億5千万年前にピークを…
地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか: 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来(DOJIN選書) 2014年以降おこる事~黒点の数は減るサイクルへ 2014年を過ぎると、黒点数は数年をかけてゆっくり減っていくと考えられます。問題は、どれくらいの時間をか…
川はどうしてできるのか (ブルーバックス) 藤岡氏は地球科学の研究家、「 時空を超えた、壮大な地形のミステリーツアーをぜひ体験してください。」 ヒマヤラ山脈を乗り越える川 ヒマラヤ山脈を乗り越える4つの皮は、山脈ができる前から存在していました。ヒ…
理不尽な進化 :遺伝子と運のあいだ 「絶滅」という視点から生命の歴史を眺めながら、進化論という史上最強の思想が私たちに呼び覚ます「魅惑と混乱」の秘密を明らかにしていきます。2014年10月刊 進化論には3つのパターンしかない リチャードドーキンズは、…
メディアミックス化する日本 (イースト新書) 大塚氏はまんが原作者、批評家 。「モラルなきWebは愚民政治装置である」 メディアミックス(media mix)とは、広告業界の用語で商品を広告・CMする際に異種のメディアを組み合わせることによって各メディアの弱…
美味しさの脳科学:においが味わいを決めている 著者は神経生物学の研究者。2014 年4月刊 「美味しさの正体を、脳科学がとらえた」美味しさ(味わい)は、口ではなく、脳が創り出している。その決め手は、口中から鼻に抜けるにおいであり、「においのイメージ」…
たいていのことは20時間で習得できる 著者のジョシュ・カウフマンは、ベストセラー『Personal MBA』(ビジネススクールに行かずに、MBAの知識を身に付ける方法を説いた)の著者。2014年9月発刊 やってみたい事はどんどん膨らんでいく やあ、僕はジョシュ・カウ…
「美しい顔」とはどんな顔か: 自然物から人工物まで、美しい形を科学する (DOJIN選書) 著者は「芸術学部に所属する理学系教員として、アートと数学、サイエンスのコラボをめざす。」2013年9月発刊 黄金比とは 黄金比(golden ratio)の近似値は1:1.618、約5:…
粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う (文春新書) 中垣氏は粘菌行動を物理的法則から分析しようとする「物理エソロジー」の研究家。 単細胞で脳も神経もなく、大きさも性別も、生物学上の分類さえ融通無碍な生物・粘菌。その粘菌が人間でも難しい迷路を解き、現…
天気予報はこの日「ウソ」をつく (日経プレミアシリーズ) 安藤氏は気象予報士、科学記者。本書は2014年8月発刊 数値予想では垂直方向にも格子を設定 風が吹いたり、雲が発生したり、雨が振ったり。こうした現象は、すべて物理法則に沿って起きています。たと…
「棲み分け」の世界史―欧米はなぜ覇権を握ったのか (NHKブックス No.1222) 著者はヨーロッパが覇権を握ったのは「棲み分け」のフレームワークを用いる。ヨーロッパは富と権力、人口が分散し、ヨーロッパを「棲み分け」ていた。更に時間と空間の世界的な「棲…
鉄道王たちの近現代史 (イースト新書) 2013年東急東横線と地下鉄副都心線の相互乗り入れが開始された。都心はJRと地下鉄、山手線の外は私鉄という当たり前の風景はいつできたか? 2014年8月発行 鉄道王 私鉄経営者は鉄道本来の”乗客を運ぶ”サービス以外にも創…
思考のパワー---意識の力が細胞を変え、宇宙を変える 2014年5月発刊 リプトン氏は細胞学者、「わたしたち人間は、その細胞がどんな役割を果たしているかを意識し理解すれば、文明に健康と調和と祝福をもたらすことができるのだ。」と提唱する。 唯物論と観念…
辞書からみた日本語の歴史 (ちくまプリマー新書) 明治期「ひらがな」だけの辞書も試されたが漢字の使用が継続 大槻文彦(1847-1928)~「言海」を編纂 日本初の近代的国語辞典『言海』の編纂者として著名、明治8年(1875年)に、当時の文部省から国語辞書の…
世界を変えた17の方程式 マクスウェルとネコ マクスウェルはいくつもの奇妙な実験を行ない、なかでも、ネコがどうやって、ベッドから数センチの高さで逆さまに落とされてもつねに足から着地するのかを解き明かそうとした。問題は、それがニュートン力学に反…
無知の壁 (サンガ新書) 本書は震災直後の2011年5月の講演の対談がベース。2014年10月発刊 「自我とは五感からの情報が統合された錯覚である」とのテーマでの鼎談 第五章 信仰より知恵」の養老氏のエネルギーに関する部分から引用する。 20世紀は石油の時代 …
<私が最も尊敬する外交官 ナチス・ドイツの崩壊を目撃した吉野文六 「ヒトラーの最期」をベルリンで目撃した若き外交官が、のちに沖縄返還の密約を初めて公に認めることになる。真実を語った吉野文六が体験した戦時の日本外交の海原に、佐藤優とともに漕ぎ出…
弱者の戦略 (新潮選書) 2014年6月発刊 生物の世界の法則では、ナンバー1しか生きられない ゾウリムシとヒメゾウリムシという二種類のゾウリムシを一つの水槽で一緒に飼う実験を行った。すると、水やエサが豊富にあるにもかかわらず、最終的に1種類だけが生…
弱者の戦略 (新潮選書) 2014年6月発刊 生物の世界の法則では、ナンバー1しか生きられない ゾウリムシとヒメゾウリムシという二種類のゾウリムシを一つの水槽で一緒に飼う実験を行った。すると、水やエサが豊富にあるにもかかわらず、最終的に1種類だけが生…
石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門 (文春新書 991) 日本の1次エネルギーの使用量は減少していた! 合計:石油換算百万トン、それ以外は% 石油 ガス 石炭 原子力 水力 再生エネルギ 合計 2010 40.2 17.0 24.7 13.2 3.9 1.0 501 2013 44.1…