毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

ビジネス

レコード・CD産業に学ぶ、簡単にコピー可能な時代~『パクリ経済――コピーはイノベーションを刺激する』ラウススティアラ氏&スプリングマン氏(2015)

パクリ経済――コピーはイノベーションを刺激する ラウススティアラ氏とスプリングマン氏は知的財産権の研究家、創造性はコピーと共存できる。(2015) レコードはコピー可能 音楽産業においてライブ・パフォーマンス・ビジネスが活況を見せる一方で、レコード…

居心地が良くなったら”引っ越し”する~『変わり続ける―――人生のリポジショニング戦略』出井伸之氏(2015)

変わり続ける―――人生のリポジショニング戦略 井出氏はソニーの元CEO,リポジショニングとは自分の置かれている環境、そして自らの価値観を変えること。 出井氏のリポジション 居心地のよさを感じたら、そこからあえて出ていく意識を持たないといけない。今が…

原点は中学生のクラブにあった?~『巨大アートビジネスの裏側』石坂泰章氏(2016)

巨大アートビジネスの裏側 誰がムンクの「叫び」を96億円で落札したのか (文春新書) 巨大化し続けるアート市場。虚々実々のオークション舞台裏をサザビーズジャパン前社長が明かす。(2016) どういうアートが値上がりするか 価格は美術史の中での評価と受給…

あなたは頂点を見たことがありますか?~『豊田章男が愛したテストドライバー』稲泉連氏(2016)

豊田章男が愛したテストドライバー 稲泉氏はノンフィクション作家、豊田章男を支えたのは、開発中の事故でこの世を去ったテストドライバー・成瀬弘の言葉だった。「人を鍛え、クルマを鍛えよ」(2016) 成瀬さんとの出会い 『あなたみたいな立場の人が、運転…

家庭と仕事のどっちが大切か?~『使える 弁証法』田坂広志氏(2005)

使える 弁証法 田坂氏は文筆業、「ヘーゲルの弁証法」は、日々の仕事の役に立ち、現実の問題に使えるのです。(2005) 企業経営にとっての矛盾、利益追求か社会貢献か? この「利益追求」と「社会貢献」は、しばしば、経営の現場においては「矛盾」として現れ…

そうか、自由になるには知性が必要だったのか、~『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』山口周氏(2013)

世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書) 山口氏は組織開発の実務家、 組織とリーダーシップのあり様に目を向け、苗床となる土壌を整備してあげること。それができて初めて、イノベーションの種子は健全に芽吹くようになるのです。(2013) ビジ…

ディズニーランドをめぐる、30年という時間軸~『海を超える想像力―東京ディズニーリゾート誕生の物語』加賀見俊夫氏(2003)

海を超える想像力―東京ディズニーリゾート誕生の物語 (ディズニーストーリーブック) 加賀見氏はオリエンタルランド会長、海を超える想像力とは何だったのか? (2003年) ディズニーランド構想はいつまで遡れるのか? 1958年の1月に、京成バラ園で販売するバ…

あなたには垂直に降りられますか?~『モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法―センサーネット構想』三品和広氏(2016)

モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法―センサーネット構想 三品氏は企業戦略論、あの圧倒的な存在感は完全に消えてなくなり、モノ造りは新興諸国に、ネットの世界はアマゾンやグーグルを擁するアメリカに、完全に押さえら…

あなたには垂直に降りられますか?~『モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法―センサーネット構想』三品和広氏(2016)

モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法―センサーネット構想 三品氏は企業戦略論、あの圧倒的な存在感は完全に消えてなくなり、モノ造りは新興諸国に、ネットの世界はアマゾンやグーグルを擁するアメリカに、完全に押さえら…

タロットカードの愚者はなぜ小袋と花を持っているのか?~『「無知」の技法 Not Knowing』S・デスーザ氏×D・レナー氏(2015)

「無知」の技法 Not Knowing デスーザ氏、レナー氏は企業組織論などのコンサルタント、知識が高いほど、変化や未知のものの受け入れが遅れ、 既知のものへ執着し、盲信する。いわば知のパラドックス(逆説)だ。「知識」「知っていること」に焦点を置くあまり…

1984年アップルのCMが教えてくれること、ビジネスはパーソナルな感情に行き着く~『ムーンショット! -Moonshot』ジョン・スカリー氏(2016)

ムーンショット! -Moonshot! ムーンショットとは、シリコンバレーの用語で「それに続くすべてをリセットしてしまう、ごく少数の大きなイノベーション」のことをいう。パーソナルコンピュータとして生まれたアップルIIもそうだし、クリエイティブな人々に向け…

自分の仮設を信じて自分の感情を疑うこと~『ぼくらの仮説が世界をつくる』佐渡島庸平氏(2015)

ぼくらの仮説が世界をつくる 佐渡島氏はマンガなどの編集者、過去のデータを集めて仮説を立てるようなものは前例主義であり、新しいことはなにもできない。 感覚を研ぎ澄ませ自然と入ってくる情報をもとにして大胆に仮説を立て、それを全力で証明すること。…

今、未来は必ずやってきる、と実感していますか?~『できる社員は「やり過ごす」』高橋伸夫氏(2002)

できる社員は「やり過ごす」 (日経ビジネス人文庫) 高橋氏は経営組織論の研究家、上司の無理難題を「やり過ごし」、部下の「尻ぬぐい」までする人々、それは日本型年功序列型企業のもつ、未来傾斜原理が働いている。(2002) 未来を実感する 未来を実感する…

成長するには”退化を受け入れる覚悟”が必要~『ICHIRO×AKIO TOYODA』(2015)×『イチローに糸井重里が聞く』(2010)

2015 年10月東京モーターショーで、メジャーリーガー、イチローとトヨタ自動車の豊田社長の対談を見る。イチローは「後退を受け入ろ」と語る。 ICHIRO×AKIO TOYODA #11「ICHIRO×AKIO TOYODA(フルバージョン)」 - YouTube 成長するには後退もしないといけな…

チャレンジャーにとって、業界常識とは安易かつ”勝者の論理”である~『安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生』安田隆夫氏

安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生 (文春新書) 驚異の「26期連続増収増益」ドンキホーテはいかにして生まれたか?ドンキは幾多の困難に見舞われたが、安田氏はそのたびに徹底的に自らを追い込んで苦悶しながら考え続け、「逆張り」の視点で災いを福に…

創業=”自分の弱み”を他者との違いに転嫁すること~『フレッシュネスバーガー手づくり創業記』栗原 幹雄氏(2011)

フレッシュネスバーガー手づくり創業記 (アスペクト文庫 B 9-1) 栗原氏はフレッシュネスバーガーの創業者、大企業の重役室に収まり、会議ばかりの日々に虚しさを覚えていた「僕」は、ある日、格安の不動産物件に出会い、一目惚れ。自腹を切って、一人でハン…

大量生産はいつどこで始まったか?~『大量生産の社会史』アメリカ歴史博物館編(1984)

大量生産の社会史 アメリカ歴史博物館編纂、ネザン・ローゼンバーグ氏が大量生産がなぜアメリカで始まったのか、 を考察する。(1984) kocho-3.hatenablog.com アメリカ的製造方式 1851年のロンドンの水晶宮博覧会のときまでに、イギリス人が「アメリカ的製…

実質為替レート指数という言葉を知っていますか?~『戦後経済史』野口 悠紀雄氏(2015)

戦後経済史 野口氏はファイナンス理論の研究家、戦後70年をリアルタイムで生きた経済学者の集大成。(2015) 日本の経済のピークは90年代半ば 名目為替レートではなく、各国の物価上昇率の差を調整した実質為替レート指数をみると、円は90年代中頃に140前後…

モノとは非言語でグローバル、そして人の暮らしを変える~『メイカーズ進化論―本当の勝者はIoTで決まる』小笠原 治氏(2015)

メイカーズ進化論―本当の勝者はIoTで決まる (NHK出版新書 471) ”Gatebox”、面白そう! 小笠原氏は、秋葉原の“モノづくり"拠点DMM.make AKIBAをプロデュース、メイカーズの本質を「売れる」「作れる」「モノゴトで稼ぐ」で解説。(2015) http://make.dmm.com…

あなたは何にサインアップしていますか?~『超マシン誕生 新訳・新装版』トレイシー・キダー氏(1981)

超マシン誕生 新訳・新装版 1982年のピューリッツァー賞(ノンフィクション部門)を受賞した、ハードウェアとファームウェアを中心としたコンピュータ開発についてのベストセラー・ノンフィクション。 著者のトレイシー・キダー氏はノンフィクションライター…

アップルのCEO、ティム・クック氏はカリスマか?~『カリスマ論』岡田 斗司夫氏(2015)

カリスマ論 (ベスト新書) 岡田氏は社会評論家、「本物のカリスマ」の研究書であり、ノウハウ本でもあります。(2015) カリスマの語源 英語の charisma は、「一部の人々が持つ、他の人々を引きつけ感銘を与える強力な個人の性質」とされている。 より一般論…

ルイ ヴィトンが教えてくれる、ビジネスの構造~『ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る』B・アルノー氏(2003)

ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る ルイ・ヴィトンを筆頭に50以上の世界ブランドを束ねるブランド帝国「LVMH」グループ。その総裁ベルナール・アルノーがはじめて語る、ブランドビジネスの真髄。(2003) LVMH、誰もが入りたがる会社 1…

株式会社とは”自己強化型ループ・システム”のことである~『世界はシステムで動く』ドネラ・H・メドウズ(2015)

世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方 メドウズは1972年「成長の限界」の主筆、複雑なことを紐解く、物事を大局的にとらえる…ドネラ・メドウズが自身の思考法(=システム思考)を全公開。(2015) システムとは何か システムとは、…

フォードは自動車、大衆社会、そして大企業を作った~『藁のハンドル』ヘンリー・フォード(2002)

藁のハンドル (中公文庫―BIBLIO20世紀) アメリカの自動車王ヘンリー・フォードは、今世紀のはじめ今日の資本主義の基礎を築いた起業家のひとりであり、自動車の大量生産方式を確立した人物である。大企業の目的は人々を貧困の辛い労働から解放し生活を楽しめ…

あなたは何で「モテたい」か?~『一行バカ売れ』川上徹也氏(2015)

1行バカ売れ (角川新書) 川上氏はコピーライター、大ヒットや大行列は、たった1行の言葉から生まれる! 「結果につながる」言葉の書き方をコピーライターの著者が伝授!(2015) 売りにつながる欲望10 欲望の英語Desireの頭文字と数字の10を合わせてD10と略す…

パラダイムには善玉と悪玉がある~『パラダイムの魔力 新装版』ジョエル・バーガー氏(新装版2014)

パラダイムの魔力 新装版 バーガー氏は経営コンサルタント、頭がよく常識ある人ほど、将来が見えずに取り残されてしまうのはなぜなのか?思考を縛る足かせでもあり、将来を予見して成功に導く魔法の杖にもなる「パラダイム」を解説。(原著は1992年、新装版は2…

大企業はいつ出現し、どうして大企業になったのか?~『アメリカ経営史』ADチャンドラー (1986)

チャンドラーアメリカ経営史 ADチャンドラー(1918-2007)アメリカの歴史学者、米国大企業発展の歴史が専門。(1986) そもそもいつ大企業は生まれたのか、なぜ大きくなったのか? 大企業は1880年に突如として出現 大規模な近代産業企業の独特の特徴とは、大…

大企業で"出世"するルールを知っていますか?~『ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか 』梅田 望夫氏(2007)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) 梅田氏は米国在住の経営コンサルタント、現代は、江戸から明治に匹敵する「時代の大きな変わり目」だ。ウェブという「学習の高速道路」によって、どんな職業の可能性がひらかれたのか。(2007) 本…

ロングテールは有名、ではその反対は何?~『ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』

ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) アンダーソン氏はハイテク雑誌の編集者などを経験、ニッチ商品の集積が、メガヒットの収益を凌駕する!ITの進歩によって多数の非ヒット商品の管理・宣伝コストが限り…

いつか社長になる貴方に贈るスキル、知的精神文化遺産を創る~『経営戦略を問いなおす』三品和広 氏(2006)

経営戦略を問いなおす (ちくま新書) 三品氏は経営戦略論の研究家、目指すべきは、長期で見た利益を最大化することである。それを実現する戦略はマニュアル化になじまず、突き詰めれば人に宿る。(2006) 社長にしかできないこと 大企業を観察していると、奇…

勇気を貰う言葉、「必要なのは勇気じゃない、計算である」~『ニコニコ哲学 川上量生の胸のうち』川上量生氏(2014)

ニコニコ哲学 川上量生の胸のうち ニコニコ動画を育てあげ、KADOKAWA・DWANGOのトップとなった川上量生氏が生き方、働き方の哲学を語りつくす。(2014) オープンになるほど多様性は減っていく (加藤貞顕氏)ニコニコ動画のように、ユーザーがいつでも作品を…

広告とは技術である"我々は売る、そうでなければ存在する価値がない。"~『ある広告人の告白[新版]』デイヴィッド・オグルヴィ(原著1964)

ある広告人の告白[新版] 広告の天才にして偉大なる経営者、デイヴィッド・オグルヴィによる広告人のための教科書。戦後、37歳でニューヨークを本社とする広告会社を設立、後に合併し、現在オグルヴィ&メイザーとして知られる国際的大手広告会社となる。1999…

経営コンサルタントが使う「仮想データベース」というスキルを知っていますか?~『スパークする思考 右脳発想の独創力』内田和成氏(2008)

スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21) 内田氏は経営コンサルタント、情報は、検索するな、覚えるな、整理しすぎるな。問題意識を持ち、アナログな情報に触れれば、アイデアや仮説が生まれる。『仮説思考』の著者であるトップコンサルタント…

凡庸なリーダーに必要なスキルとは何か?~『リクルートのDNA―起業家精神とは何か』江副浩平(2007)

リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21) 江副浩平はリクルート創業者。1936- 2013、東京大学教育学部在学中より求人広告の仕事を手がけ、23歳で大学新聞広告社を創業。昭和38年に株式会社日本リクルートメントセンターとしたのち、「リクルー…

東芝が「サザエさん」の単独スポンサーを止めたのはいつだったか?~『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい』本田哲也氏×田端信太郎氏(2014)

広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。 本田氏は戦略広告コンサルタント、田畑氏は広告を出稿する立場、インターネットの普及などにより流通する情報量が爆発的に増える一方、 生活者はネットやHDDレコーダーなどを活用し、自分で情…

ディズニーランドをどうして「夢の王国」と呼ぶのか?~『ディズニーランドという聖地』能登 路雅子 氏(1990)

ディズニーランドという聖地 (岩波新書) 能登氏はディズニーランドにビジネスとして関わった経緯を持つアメリカ文化の研究家、カリフォルニアの「魔法の王国」ディズニーランドとは、いったい何なのか。(1990) ディズニーランド アメリカのカリフォルニア州…

ディズニーランドをどうして「夢の王国」と呼ぶのか?~『ディズニーランドという聖地』能登 路雅子 氏(1990)

ディズニーランドという聖地 (岩波新書) 能登氏はディズニーランドにビジネスとして関わった経緯を持つアメリカ文化の研究家、カリフォルニアの「魔法の王国」ディズニーランドとは、いったい何なのか。(1990) ディズニーランド アメリカのカリフォルニア州…

資本主義は世界をどうやって変えたか?1825年に始まる鉄道事業の歴史~『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす』ジェレミー・シーゲル氏(2005)

株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす シーゲル氏は金融論の研究者、投資家に本当の利益をもたらすのは、企業の急成長ではなく永続である。(2005) アメリカの鉄道産業 1950年代半ば、傾きかけていた鉄道業界は、さらに二重の打撃に見舞われた…

コロンブスが新大陸を発見する航海は何カ月かかったか知っていますか?~『START INNOVATION ! with this visual toolkit.〔スタート・イノベーション! 〕』 H・F・ウルファン氏(2015)

START INNOVATION ! with this visual toolkit.〔スタート・イノベーション! 〕―ビジネスイノベーションをはじめるための 実践ビジュアルガイド&思考ツールキット H・F・ウルファンは、スタートアップのコンサルタント、どうやってイノベーションを起こすの…

あなたはどこまで一貫性を持てるか?、iPhoneのパッケージに学ぶ~『技術大国幻想の終わり』畑村 洋太郎(2015)

技術大国幻想の終わり これが日本の生きる道 (講談社現代新書) 畑村氏は失敗学、創造的設計論、「技術では負けていない!」という思い込みを捨てよ。(2015) iPhoneを分解してみて 実際に分解してみてわかったのは、一般的な電子部品と違って電気的な接合やハ…

優れたビジネス・プレゼンテーションは演劇と同じ、衆知を集めて創られる~『孫正義 奇跡のプレゼン』三木雄信(2011)

孫正義 奇跡のプレゼン (単行本) 三木氏は2006年までソフトバンクの社長室長、創業から30年余りで売上3兆円となったソフトバンクの快進撃は、孫正義のプレゼンテーションの力によるものと言っても言い過ぎではないだろう。(2011) プレゼンテーションの原案は…

♡♡最初の絵文字は何だったか知っていますか?♡♡~『ザ・プラットフォーム、IT企業はなぜ世界を変えるのか?』尾原 和啓 氏(2015)

ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか? 尾原氏はITビジネスの企画等に従事、「共通価値」をキーワードにプラットフォームを説明。(2015) コミュニケーション消費とは 他人とのコミュニケーションをたのしむために材やサービスを消費すること…

ビックマック指数の精度から見えてくる、ウォール街の投資手法~『ウォール街の物理学者』J・O・ウェザーオール氏(2015)

ウォール街の物理学者 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) ウェザーオール氏はサイエンスライター、 カオス理論、複雑系、アルゴリズムなどの知識をもつ理系“クオンツ”は金融界で莫大な利益を生むのだが…。(原著は2013、邦訳は2015) 経済学のマラニーと数理物…

ムーアの法則が教えてくれる、未来のつくり方~『未来のつくり方 シリコンバレーの航海する精神』池田 純一 氏 (2015)

〈未来〉のつくり方 シリコンバレーの航海する精神 (講談社現代新書) 池田氏はメディア・コミュニュケーション分野の実務家、なぜアメリカは“未来”を語り続けるのか?Google、Amazon、Facebookが目指すものとは?なぜ、すべてアメリカで生まれたのか?(2015) ム…

最初に現代的な簿記を付け始めたのは誰だったか?~『帳簿の世界史』ジェイコブ・ソール氏(2015)

帳簿の世界史 ソール氏は歴史学と会計学の研究家、未来の資産価値を現在に置きかえる帳簿が生まれたとき、世界が変わった。(2015) 中世北イタリアはコンスタンティノーブルとの東方貿易で繁栄 12世紀には、フィレンツェ、ジョノヴァ、ヴェネチアといった商業…

19世紀フランスのジャーナリズムと現代のコンテンツビジネスはどこが同じなのか?~『十九世紀パリ怪人伝』鹿島 茂 氏(2000)

かの悪名高き十九世紀パリ怪人伝 (小学館文庫) 鹿島氏はフランス文学者、十九世紀パリのジャーナリズムはインターネットの世界につながっていた。(2000年) 19世紀のジャーナリズム 王政復古以来、ブルジョア階級が台頭し、ひらめきと才覚さえあればどんな下…

税金を負担せず公共サービスを享受しているのは誰か?~『タックス・イーター 消えていく税金』滋賀 櫻 氏(2014)

タックス・イーター――消えていく税金 (岩波新書) 志賀氏は元大蔵官僚、タックス・ヘイブン――逃げていく税金 (岩波新書)と本書タックス・イーター(2014)で、自身の経験に裏打ちされた国際金融、国際税務について説明。 仕組みは複雑だが、やっている事は単…

老年の定義はいつ、どうやって決めたか知っていますか?~『日本の地価が3分の1になる!2020年 東京オリンピック後の危機』三浦 展 氏(2014)

日本の地価が3分の1になる! 2020年 東京オリンピック後の危機 (光文社新書) 三浦氏は社会デザイン研究家、生産年齢人口(15~64歳)が減り、経済も下向き、住宅地価格も下がる。(2014) 現役世代は年間100万人減っていく 15~64歳の「生産年齢人口」(つまり、働…

もしあなたが中世のヴェネチア商人だったら何をしますか?~『港の文化史的意味』会田 雄次 氏(1974)

論集・日本文化〈2〉日本文化と世界 (1972年) (講談社現代新書) 会田雄次氏の「港の文化史的意味」の章より、海洋商人と農民意識の比較を行っている。(1974) ヴェネチア商人 中世、とくに13、4、5世紀のヴェネチアは、富強を誇る大商業帝国になっていた。な…

巨大な夢は一人では達成できない、だからこそ達成がやさしい~『巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ』ラリー・ペイジ他(2015)

巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ 本書には、世界を変えた起業家、投資家、教育者、俳優、映画監督たちが登場。イェール、MITなど一流大学の卒業生へ熱く語りかけた、一世一代の肉声スピーチを完全収録。 1996年、23歳の時の夢 私が…