政治・社会
面白くて眠れなくなる社会学 橋爪氏は社会学の研究者、なぜ社会はこんなふうに成立しているのか?戦争、憲法、貨幣、家屋、結婚、正義、宗教、資本主義、そして幸福とは?(2014) 社会学というアプローチ 社会学は社会の一部を切り取るかわりに、社会をまるごと…
寝ながら学べる構造主義 (文春新書) 内田氏はフランス現代思想の研究者、構造主義とは「私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。(2002) 世界で親族シス…
ジンメル・つながりの哲学 (NHKブックス) 菅野氏は社会学の研究家、ドイツの思想家ゲオルク・ジンメルの「つながりの哲学」=「社会はあらかじめ存在するのではなく、人と人の日々のコミュニケーション=相互作用の集積から生まれるものである」を説明する。…
森と日本人の1500年 (平凡社新書) 田中氏は森林ジャーナリスト、今ある緑はどんな経緯を経て生まれたか。現代につながる森と人の歩み。 (2014年) 明治時代以前 江戸時代は、薪や炭こそ山の重要産品だった。都市部へ薪炭を供給することが、山村の最大の役割で…
トクヴィル 平等と不平等の理論家 (講談社選書メチエ) 政治思想史の研究家宇野氏による、フランスの思想家トクヴィル(1805-59)の「アメリカのデモクラシー」についての解説。 「デモクラシーこそは歴史の未来である」。誕生間もないアメリカ社会にトクヴィ…
トクヴィル 平等と不平等の理論家 (講談社選書メチエ) 政治思想史の研究家宇野氏による、フランスの思想家トクヴィル(1805-59)の「アメリカのデモクラシー」についての解説。 「デモクラシーこそは歴史の未来である」。誕生間もないアメリカ社会にトクヴィ…
ポスト消費社会のゆくえ (文春新書) 消費社会論の研究者でもある上野千鶴子氏が元グループ総帥・辻井喬(堤清二)氏へのインタビューを通して、ポスト消費社会をどのように再構築していくか、その手がかりを探る。 1982年、セゾングループの絶頂期 セゾングル…
サヨナラ、学校化社会 (ちくま文庫) 本書は、義務教育から大学院まで24年間の学生生活を送り、その後、教育者として弱小私学を経て東大大学院で教鞭(きょうべん)をとっている上野千鶴子氏の「脱学校化社会論」である。単行は2002年、文庫は2008年刊 学校と…
異国トーキョー漂流記 (集英社文庫) 高野氏は冒険ライター、「私」には様々な国籍のユニークな外国人の友達がいる。彼らと彷徨う著者の眼に映る東京は、とてつもなく面白く、途方もなく寂しく、限りな く新鮮なガイコクだ。(本書裏表紙より)2005年刊 コン…
民主主義という不思議な仕組み (ちくまプリマー新書) 佐々木氏は 政治学の研究家、誰もがあたりまえだと思っている民主主義。それは、本当にいいものなのだろうか?2007年刊 ポリスは法という抽象概念によって形成 古代ギリシャのポリス(都市国家)は、都市…
都市は人類最高の発明である グレイザー氏は都市経済学の研究家。「無秩序に広がる都市こそが、人類にとって最も必要なものなのだ!都市を高層化・高密化させて発展させることが人類の進歩」と主張する。 2012年刊 都市は人類最高の贈り物 都市が人類の強みを…
自由すぎると、社会の秩序は崩壊する? 自由主義者の反社会学講座 西川氏は「新オーストリア学派」経済学の研究家。国家という常識を疑えば見えてくる、わかりやすく面白い「リバタリアニズム=自由至上主義」2014年1月刊 本書の最終ページから 国家というもの…