毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2015-02-09から1日間の記事一覧

現状の延長線上にゴールを見るか、理想的ゴールから現状を見るか、の違いの大切さ~『自動車の社会的費用』宇沢弘文 (1974)

自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47) 宇沢弘文(1928ー2014)は経済学者、市民の基本的権利獲得を目指す立場から、自動車の社会的費用を具体的に算出し、その内部化を探る。1974年刊 人間は生産要素だけの存在であるはずがない。 自動車の社会的費用 市民…

今更ながら、民主主義の語源から眺めてみると、、、~『民主主義という不思議な仕組み』佐々木 毅 氏(2007)

民主主義という不思議な仕組み (ちくまプリマー新書) 佐々木氏は 政治学の研究家、誰もがあたりまえだと思っている民主主義。それは、本当にいいものなのだろうか?2007年刊 ポリスは法という抽象概念によって形成 古代ギリシャのポリス(都市国家)は、都市…