毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

講演会に行こう!、"人から学ぶ"ために、、、~『最強の勉強法』吉田 たかよし 氏(2004)

最強の勉強法 (PHP文庫)

吉田氏は日本で初めて、NHKアナウンサー、医師、そして衆議院議員・公設第一秘書という、まったく異なる3つの分野を経験している。「記憶力は人並み以下。勉強は大嫌い。そんな著者が灘高、東大、国Iなど数々の難関をどうやって突破したのか。そのノウハウを全公開。」(2004年刊)

 

f:id:kocho-3:20150402074842p:plainある意味"資格マニア"

人から教わることが最も効率的である

 

 

私たちが当たり前のように享受している現代文明は、そもそも、人が会い、教え合うことで築かれたと言っても過言ではありません。「勉強は書物から学ぶことだ」という先入観を持っている方が多いようです。しかし、そもそも人間が文字を手にしたのは、古代メソポタミヤシュメール人が起源だとすれば、せいぜい5500年ぐらいに過ぎません。ましてや書物が普及してきたのは、グーテンベルグが活版印刷を発明して以来ですから、まだ600年も経っていません。・・・進化の歴史から考えれば、むしろ直に教わることこそがヒトにとって本来の学習なのだと言うべきでしょう。(240ページ)

 

人から学ぶ~講演会

 

 

私が実践している講演会利用法は、「講師に食い込め」ということです。・・・積極的にアプローチし、ほんの少しでもいいから、講師と一対一の触れ合いを持てるよう努力すべきです。これが、「講師に食い込め」という本当の意味なのです。実は、講演会では講師と一対一で話ができる機会が、2回だけあります。それは、質疑応答の時間と講演会狩猟後に講師が帰ってしまうまでのほんの一瞬の時間です。(247ページ)

 

真っ先に手を挙げる

 

いくら競争が高くとも、確実に司会者に指してもらえる裏技テクニックを、あなただけにコッソリ教えましょう。・・・百発百中で指名を勝ち取るには、ライバルのいない瞬間に勝負するしかありません。すなわち、真っ先に手を挙げるしかないわけです。確実に一番に手を挙げるためには、少々フライングしてもかまわないでしょう。(252ページ)

書を捨て、人に会おう

 

人との出会いは感情を動かし、そして記憶に残る。更に自分とのインタラクティブな情報交換を行えば自分の知識とその人の持っている知識が即座に結びつく。本書は勉強法の本、吉田氏は本書の最後に「学習とはヒトとしての人生そのもの」と書く。人生とは人との出会いであり、書物との出会いである、と言う。人に合う事は人生そのものである。

蛇足

 

あなたは誰に会いたいか?

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