毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

本当の秋分の日 9月27日

 2013年9月27日:日の出の時刻5:32~日の入の時刻5時31分=夜の長さは12時間1分

大気の屈折(2分20秒)、太陽の視直径(1分5秒)などで実際に昼夜の差が最も小さくなるのは秋分の4日後。(Wikipedia)2013年は26日が昼が1分長く、27日は夜が1分長くなる。

「太陽が投じるノーモン(日時計)の影の軌跡は、春分・秋分の日には直線、それ以外の日には双曲線になります」出典:http://homepage3.nifty.com/silver-moon/

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円錐と放物線(上の赤い太陽の影の軌道)が出てきた。

 朝日おとなの学びなおし![数学] 感動する!微分・積分

桜井進氏はサイエンスナビゲーター。

円錐曲線の研究は千数百年を経て天文学に登場することになります。ガリレオ(1564-1642)は塔の屋上から物体を水平方向に投射する実験を行い、もし重力以外の力が加われなければ物体の軌跡が放物線になることを発見しました。その数年後、ケブラー(1571-1630)は火星が楕円軌道を描く事を発見しまし、太陽系の他の惑星も楕円軌道を描くと推定するに至りました。そしてニュートン(1643-1727)の「自然哲学の数理的諸原理」(1687年)に結実し、天文学・物理学・数学が数理科学として昇華し、「万有引力の法則」になったのです。惑星の楕円軌道の原因は、物体間に働く距離の逆二乗則に従がう万有引力であることをつきとめたのです。(88ページ) 

 秋分の日と上の引用に何の関係があるか?桜井氏は数学が発展した原因は天文学だと主張されている。円錐曲線という概念があると上記の図の関係性がより良く認識できる。円錐曲線は天文学によって発見され、一度それを認識すると様々な所に円錐曲線=放物線が発見されるという事を気付かされる。