毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

人間をオセロの駒に例えてみる~但し白と黒、それに加えて新しい色、好きな色も選択できる。分子生物学の限界から、

生命を捉えなおす―生きている状態とは何か (中公新書)清水氏は分子生物学の研究家、本書増補版は1990年の発行。「分子の世界へと微視化を進めるだけでは生命の本質は捉えきれない。」 一分子、一機能 これまでの分子生物学の研究で、暗黙の内に仮定されてき…

「こどもの日」に考えさせられて「ほっとする」一枚の絵~母の日には「ほろっと」するかも、

お母さんへ、世界中の子どもたちからプレゼント: あなたのたいせつなものはなんですか? 山本氏は、医師、NPO宇宙船地球号のファウンダー。 子供達にとって大切なもの、「お母さん」 世界72の国と地域から集まった、約1万枚の子どもたちの「たいせつなもの」…

ゴールデンウィークを120%楽しむ為に1分でできる事~5月7日の朝、達成を実感できる!

自分では気づかない、ココロの盲点池谷氏は神経回路の研究家。 あなたが正しいと思うことが間違っている理由30。自分で自分が怖くなる! 自分を知って謙虚になれる、最新の「認知バイアス」練習問題。 ゴールデンウィークの直前に、私は「記憶は好きに変えら…

近代科学は「成り上がりのストーリー」の寄せ集めかもしれないという視点~いきづまった、と思った時に

近代科学と聖俗革命〈新版〉村上氏は科学史の研究家。本書の初版は1976年! 本書を以下の様に始める。 17世紀は偉大な世紀であった。今日我々が、自然科学という言葉で呼び慣わす知識体系の祖型はほとんど、この世紀に集中して形成された。 村上氏は世俗革命…