毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2016-03-14から1日間の記事一覧

タロットカードの愚者はなぜ小袋と花を持っているのか?~『「無知」の技法 Not Knowing』S・デスーザ氏×D・レナー氏(2015)

「無知」の技法 Not Knowing デスーザ氏、レナー氏は企業組織論などのコンサルタント、知識が高いほど、変化や未知のものの受け入れが遅れ、 既知のものへ執着し、盲信する。いわば知のパラドックス(逆説)だ。「知識」「知っていること」に焦点を置くあまり…

テクノロジーとはある目的の為に自然界をプログラミングすること~『テクノロジーとイノベーション―― 進化/生成の理論』W・ブライアン・アーサー氏(2011)

テクノロジーとイノベーション―― 進化/生成の理論 アーサー氏は、経済学分野における複雑系理論の研究家、経済というのは私たちが必要とするものを供給するためのテクノロジーをうまく組織したものにすぎない。(2011) (新しいテクノロジーとは、どこから…

私の知らない日本の姿がここにある~『オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白』R・D・エルドリッヂ氏(2016)

オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白 (新潮新書) エルドリッヂ氏は歴史学者,「NO」しか言わないオキナワのままでいいのか?(2016) もともとエルドリッヂ氏は歴史学者 もともと私は日米関係を専門とする歴史学者で、日本での暮らしはすでに四半世紀以上にな…