毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2014-09-29から1日間の記事一覧

現実はバーチャルな世界だと気づく時~書評 「現実脱出論」 坂口 恭平氏

現実脱出論 (講談社現代新書) 坂口氏は「独立国家のつくりかた」の著者。 目に映っている現実は、決して唯一無二の世界じゃない! 現実とは 広場のようなものだ。その広場は、ある規則に従って余分な情報をカットし、大多数で遊べるようにデータが軽量化され…

「原理主義」は科学にも存在する~ダーウィニズムを廻る議論からわかる事

スルメを見てイカがわかるか! (角川oneテーマ21) 本書は養老氏と茂木氏の対談、2003年の発刊。 第3章「原理主義を越えて」でダーウインの進化論について養老氏が語る。「集団化した原理主義がもっとも恐ろしい」。原理主義とは宗教的事象で教条主義の意味で…