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毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

スマホはこれから手足を獲得するロボットのこと~『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? 』高城 剛氏(2016)

空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す

 高城氏は”コミュニュケーション戦略と次世代テクノロジーの戦略”家、性能は「空飛ぶスマートフォン」と言えるほど高機能に進化し、すさまじいスピードで日常生活の中に入りつつあります。 世界各国で、日本で、ドローンを使用した配送実験や実用化がはじまっています。(2016)

  

ドローンとは何か?

ドローンとは「無人航空機」のことだ。UAV(Unanned Aerial Vehicle)とも呼ばれているが、・・・ドローンが、事実上の標準的呼称であろう。その大きさは、全長30メートルを超える大型のものから、10センチメートル程度の小さなものまである。・・・回転翼が上部についているヘリコプターに対して、回転欲が3つ以上あるので「マルチコプター」などとも呼ばれている。そしてヘリコプターより飛行性能が安定し、操作も容易な回転翼が4つのマルチコプターには「クワッドコプター」という名称があるが、どれもドローンには変わりない。(29ページ)

ドローンはGPSや、電子コンパス、加速度センサーなどを内蔵し、ある程度ドローンまかせで飛行が可能な上に、場合によっては完全な自動飛行も可能だ。そのため、目的地までの飛行経路をプログラミングしておけば、あとは勝手に目的地まで飛んでくれる。・・・高解像度のカメラを持ち、動く障害物などを認識できる。すなわち「自律」していることになる。そのため。さまざまな用途に活用することが可能となるのだ。(32ページ)

ドローンは重力に逆らうロボット

テクノロジーの進歩によって、今後30年間に起きる革命は「RNG」と呼ばれる。R=ロボット、N=ナノテクノロジー、G=遺伝子工学である。これらを分子とすれば、その分母になるのが、AI=人口知能だ。その予測タイムスケジュールは10年刻みで、2015年から2024年がロボット革命、2025年から2034年がナノテクノロジー革命、そして2035年から2044年が遺伝子革命で、さらに2045年には人口知能の進化とともに「シンギュラリティ」が起きると言われている。・・・その先駆けとなる、これから10年かけて起きるロボット革命の中心的存在が、「インターネットの延長線上にあるドローン」である。その可能性は、今のインターネット業界の認識をはるかに凌駕するものと考えられる。なぜなら、この世には、デジタル化できないもののほうが圧倒的に多いからで、それらが移動し動くためには、物理的なネットワークが必要となるのだ。そして今、インターネットは、重力に挑戦する。これがドローンの可能性だ。(⒗ページ)

ドローンが普及して21世紀の流通革命が起きるとこうした状況も変わるだろう。僕らがメールで写真を送るように、いずれはドローンを使って気軽にモノを個人レベルで短時間でやりとりできる時代が来る。つまりインターネットがモノの世界に拡大するという訳だ。・・・写真やファイルを電子メールに添付するように焼きたてのチーズケーキから庭先の写真までを、ドローンに「添付する」未来がやってくるのだ。(181ページ)

アマゾンでは5000円で小型ドローンが買える

空飛ぶロボットは黒猫の夢をみるか?

ドローンは各種センサーを搭載しインターネットと接続可能である。高城氏はドローンを空飛ぶスマホ、と言う。空飛ぶスマホは重力に挑戦するロボットであり、それはコンピュータが手足を持ちロボットに近ずく大きな飛躍であることを暗示させる。そして黒猫は宅配ドライバーを象徴させる。コンピュータが手足を持ちコンピュータ自らがドローンを使ってデリバリーできるようになることを象徴させている。

ここで気づくことはスマホとは手足のないロボットだということ。スマホをロボットだと捉えることで、スマホがロボットにどうやって拡張されていくかを想像することができる。

蛇足

ドローンとは雄蜂のこと、「ブ~ン」という飛ぶ音がその由来。

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