自分が船長だったとて、船が沈没する事が想像できるか、それが「ほんの少しの差」~『洞爺丸はなぜ沈んだか』上前 潤一郎(1980)

洞爺丸はなぜ沈んだか (文春文庫 (248‐4)) 上前 淳一郎はノンフィクション作家、1954年に沈没した洞爺丸を題材に25年に渡る取材を経て、1980年に刊行。 洞爺丸は16:39出航 近藤船長は18時30分出港と決定、洞爺丸は18時39分函館第1岸壁を離岸した、しかし港口通過直前から、40mもの強風を受けはじめたため、前途の航行は困…