どうして「七人の侍」は名作だと言われるのか?それは基本にこだわり抜いたリーダーの成果~『複眼の映像、私と黒沢明』

<複眼の映像―私と黒澤明 (文春文庫) p> 橋本忍氏は昭和25年、『羅生門』を監督する黒澤明との共同脚本でデビュー。この二人を核にした黒澤組は、小國英雄らが参加した脚本で『生きる』(27年)『七人の侍』(29年)を始め、数々の映画作品を生み出した。 映画に取って最重要は脚本 映画の製作に一番重要なのは脚本で、その脚本…