近代文学としての小説の役割~柄谷行人氏のアプローチから

近代文学の終り―柄谷行人の現在 本書の第一部、近代文学の終わりより、 近代文学はネーションの基盤 感性的な娯楽のための読み物であった「小説」が、哲学や宗教とは異なるが、より認識的 であり真に道徳的であるような可能性が見出されるということでもあります。小説は、「共感」の共同体、つまり想像の共同体としてのネ…