常識を少し拡張する~目に見えない電気と磁力をITで最速で理解する!
マイケル・ファラデー―科学をすべての人に (オックスフォード科学の肖像)
1804年、13歳で書店兼製本屋の師弟となり、そこで出会った本をきっかけに科学の道を志す。電気と磁気の科学の開拓者としての数々の発見とともに、『ロウソクの科学』としていまも読みつがれるクリスマス講演などを立ちあげ、市民や子ども向け科学講演の基礎をつくったファラデーの業績と生涯。
ファラデーの電磁誘導の法則
電磁誘導において、1つの回路に生じる誘導起電力の大きさはその回路を貫く磁界の変化の割合に比例するというもの。(Wiki)
世界最初の電磁気力の実験
(1831年)9月24日、ファラデーは二本の永久磁石と、その一方の磁石のN極ともう一方のS極をつなぐ軟鉄の棒とからなる三角形の仕掛けを作った。軟鉄の棒に針金のコイルを巻き付けコイルの両端をつなぎあわせたものを、前回の実験ど同じように、磁針の上の針金に電流が流れていることを示した。これは、磁石の位置だけで電流が生じるという証拠である。ほかの電気回路は使う必要がなかった。磁気だけから電気が得られたのだ。(113ページ)
一方の磁石を点線のように動かすと磁針が振れ、磁針の上にある針金に電流が流れていることがわかり、磁力から電気を生じさせることが証明された。
ファラデーの法則のコンピュータ・シュミレーション
磁石を「素早く」コイルの上で動かすと電球が明るく点灯する、つまり「磁界の変化の割合」が大きいと「誘導起電力」も大きくなる。(逆にゆっくり動かすと電気はおきません)
ファラデーは実験により、磁力から電気を、そしてその変化の法則を見いだした。教科書的に記述をすれば「直流電流を流した電気伝導体の周囲の磁場を研究し、物理学における電磁場の基礎理論を確立。ファラデーは高等教育を受けていなかったが史上最も影響を及ぼした科学者の1人とされ、科学史家は彼を科学史上最高の実験主義者と呼んでいる。」(Wikiより編集)
Kochoの考えた事
電気と磁石の関係、簡単なコンピュータグラフィクス、IT技術が直感的な理解を助ける。電気も磁力も目に見えない、だから我々の常識の働かない部分。常識を拡張する事が可能になる。
蛇足
IT技術を使えば最速で常識を拡張できる。