毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

一番シンプルなネットワーク理論の理解とビジネスへの応用

新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解くバラバシ氏は物理学の研究者。

スケールフリーネットワーク

スケールフリーネットワークをシンプルに理論化している。

①成長:新しい参加者が一人づつ増えていく

②優先的選択:新しい参加者は2つの既存参加者とリンクしその選択はリンク数を多く持つ既存参加者を優先的に選ぶ。

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このモデリングはスケールフリーネットワーク性(べき乗の分布する)、スモールワールド性(少数のハブを経由する事で階層が劇的に減る)の二つを満足する。

このモデルの事例~米国の航空便ルートマップ

 

 

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ハブになる条件

航空便のルートマップでハブになる条件はただ一つ、「先に始めた事」だと分析した。

蛇足

誰にとってもこのモデルをビジネスに活かす方法は「思い立ったが吉日」である。