行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
世の中にある人とすみかと、またかくの如し。
有名な方丈記の冒頭である。
方丈記: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)
水木しげる氏の絵が臨場感を持ってイメージさせる。
古典はディテールの情報が時代のギャップの為変化していて中々理解できない。
これが卓越した漫画家の手にかかると臨場感を持って体感できる。
古典を読むには漫画で全体感をつかむのが良いし、
この水木氏の方丈記の様に一つの作品として完成度の高いものに
巡り合えるととても嬉しくなってしまいます。
子供達は枕草子がいいと言って繰り返し読んでいる様です。