毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

水木しげるの方丈記

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

世の中にある人とすみかと、またかくの如し。

有名な方丈記の冒頭である。

方丈記: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)

 水木しげる氏の絵が臨場感を持ってイメージさせる。

古典はディテールの情報が時代のギャップの為変化していて中々理解できない。

これが卓越した漫画家の手にかかると臨場感を持って体感できる。

古典を読むには漫画で全体感をつかむのが良いし、

この水木氏の方丈記の様に一つの作品として完成度の高いものに

巡り合えるととても嬉しくなってしまいます。

  

子供達は枕草子がいいと言って繰り返し読んでいる様です。