毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

空間革命と地球化学で見た水

世界史の中の資本主義: エネルギー、食料、国家はどうなるか

水野和夫氏はファンダメンタルの金融うアナリストであった方、水野氏は15-16世紀から18世紀にかけて起こった「空間革命」についてたびたび言及してきた。

空間革命はドイツの政治学者カール・シュミット氏の表現で、日本の表現で言えば「大航海時代」と考えて貰えばいいと思う。私の理解では陸を中心に地球を眺めるか、海を中心に地球を眺めるかの違いと理解した。

 水はよく生命の源、と言われる。イメージはわかるが具体的に言うと何?と考えて調べてみた。

 水は地球を舞台にして水をみてみると、水の大きな蒸発熱と融解熱は、温度変化が水の相変化により閑話されうることを意味している。地球化学概説P148

 水が少ない砂漠や大陸で寒暖のが激しく生活環境が厳しい事は体感してきた。これから地球上の水がすべて凍った事もなければ蒸発した事もなく、水が生命にとって適当な環境を提供する事に役だった事がイメージできた。北極で水が凍って氷になっても浮くのでその中では水温が維持され易い。一方大陸に一旦氷の塊=永久凍土ができると地球全体が寒冷化する。

 地学的な視点と政治的な視点は別のものだが何か必然、あるいは交差するベクトルはあるのであろうか?