毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

七世代の掟

野生哲学~アメリカインディアンに学ぶ~管 啓次郎・小池桂一  この本の中でイロクォイ族の事を取り上げています。彼らは重要な決定を行う場合に掟がある「何事を取り決めるに当たっても、我々の決定が以後の七世代にわたっておよぼすことになる影響をよく考えなくてはならない。」著書の菅氏が七世代が200年を見通す事であり、それはヒトという種を超えた生命の連帯をも見通す視点であると説明している。私も生命の一部として「七世代」の視点で考え、行動できたら素敵なものです。一世代30年とすると×7世代=210年、約200年先を想像する事が必要。その前に200年前に振り替えると1813年、日本は江戸時代、1810年頃に十返舎一九が「東海道中膝栗毛」を書いた頃だそうです。江戸時代は1603年から1868年、「7世代前に遡る」という視点でみるとついこの間、という気持ちになるので不思議に感じます。