毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2016-01-19から1日間の記事一覧

今、卒論を書くとしたら何を書けるか?~『いま、中世の秋 (中公文庫)』堀越孝一氏(1987)

いま、中世の秋 (中公文庫) 堀越氏はヨハン・ホイジンガの学問を受け継ぎ、西洋中世を専門とする。 卒論の効用 卒論本来の効用は、ともかくも1年以上ものあいだ、狙ったテーマをめぐる思索の持続を学生に強制するところにある。しかもそれが空の思索ではな…