毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2015-11-16から1日間の記事一覧

いつか無くなる灯台というもの~『灯台の光はなぜ遠くまで届くのか 時代を変えたフレネルレンズの軌跡』テレサ・レヴィット氏(2015)

灯台の光はなぜ遠くまで届くのか 時代を変えたフレネルレンズの軌跡 (ブルーバックス) レヴイット氏はサイエンスライター、1800年代、海難事故が相次いでいたフランスで、暗い海を明るく照らす灯台が求められていた。小さな光を効率よく、より遠くまで届ける…

ニュートン以前、我々は世界をどう観ていたか?~『宇宙を動かす力は何か 日常から観る物理の話』松浦 壮氏(2015)

宇宙を動かす力は何か 日常から観る物理の話 (新潮新書) 松浦氏は素粒子物理学の研究家、「物理の本質は、身の周りに起こる現象の中にパターンを見出し、そのパターンに共通する理を見出すことで、複雑な世界をコンパクトかつ正確に理解することにあります」…