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毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

100歳になったあなたが、今のあなたに言いたいこと~『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』L・ロンドシュタット×A・スコット

 LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

L・ロンドシュタットは人材論・組織論の研究家、 みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という3つのステージを生きた時代は終わった。(2016)

 

長寿が当たり前になる

平均して、私たちは親の世代より長く、祖父母の世代に比べればさらに長く生きる。私たちの子どもや孫の世代は、もっと長く生きるようになるだろう。・・・過去200年間、平均寿命は10年に2年以上のペースで延びてきたのだ。いま20歳の人は200歳以上、40歳の人は95歳以上、60歳の人は90歳以上生きる確率が半分以上ある。(18ページ)

人生に新しいステージが現れる

人が長く生きるようになれば、職業生活に関する考え方も変わらざるをえない。人生が短かった時代は、「教育→仕事→引退」という古い3ステージの生き方で問題なかった。しかし、寿命が延びれば、2番目の「仕事」のステージが長くなる。・・・人々はもっと多くのステージを経験するようになるのだ。

選択肢を狭めずに幅広い針路を検討する「エクスプローラー(探検者)」のステージを経験する人がでてくるだろう。自由と柔軟性を重んじて小さなビジネスを起こす「インディペンデント・プロデューザー(独立生産者)」のステージを生きる人もいるだろう。さまざまな仕事や活動に同時並行で携わる「ポートフォリオ・ワーカー」のステージを実践する人もいるかもしれない。(5ページ)

長くなった時間を何も使うか?

時間に関する概念は、社会が決めている面が大きい。・・・(標準的な人生のステージの単位だけでなく)1日の労働時間、1週間の勤務日数、「週末」の有無、1年間の休日の数、余暇の長さは、固定的なものではない。それは時代とともに変わっていったし、今後も変わり続けるだろう。(293ページ)

我々は物理的なモノの為に長時間労働をしている

1930年、経済学者のケインズは「わが孫たちの経済的可能性」と題したエッセーを記し、経済が豊かになれば余暇時間が増え、そうした自由な時間をどのように使うかが人類の大きな課題になると述べた。・・・(しかし)人々は余暇も含めて大半のものを多く消費したがるようになったが、人々が主に欲しがったものは物理的なモノだった。余暇時間よりずっとそれを強く欲した。その結果、労働時間は、ケインズが予測したほど急激には減らなかった。たくさん消費し、物理的なモノを所有したがる人ほど、その購入費用を得るために、長時間働かなくてはならないからだ。(296ページ)

100年時代の人生戦略

本書によれば平均寿命は年に2年以上のスピードで延びているという。100歳まで健康で生活することが当たり前の時代になる。今までの様に、教育→仕事→引退、という単純な3ステージでは区分できなくなる。今までの標準とされた人生戦略が今後は通用しなくなる。社会が決めてくれないのだから、自分で人生戦略を立てなくてはいけない。

「70歳、80歳、100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考えてほしい。いまあなたがくだそうとしている決断は、未来の自分の厳しい評価に耐えられるだろうか?」

人生100年、自分で時間の使い方を決めてよければ、沢山のことができることに気がつく。自分で人生100年の残りの時間に何に使うか、何にわくわくできるか、を考えてみたい。

蛇足

100年の人生は自分で主体的に築くもの

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