毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

大切なこと、自分で一人で頑張らない~『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』藤由達蔵氏(2015)

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

 藤由氏はメンタル・コーチ、仕事、お金、人、夢…先送り人生から抜け出すには10秒あれば、充分だ。(2015)

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行動できない人は、「自分の力」だけで解決しようとする

時間を何倍にも活用するには、「自分一人でがんばる」という発想を捨てることです。行動できなくなる原因には「自分だけの力でなんとかしよう。しかし解決するのに時間がかかる」ということが多いのです。

自分の力で解決しなければならない

      ↓

どうしていいかわからない

       ↓

とりあえずこの問題は棚上げしておこう

こうなると面倒くさくなって、行動しない自分のできあがり。それではダメなのです。この思考では、出せる結果も出せなくなってしまいます。

大切なのは「他力」

大切なのは、「自分以外の力」を使うことです。いうならば「他力」です。次の「6つの他力」があるということを覚えておきましょう。

1ヒト、2モノ、3カネ、4知識・情報、5スキル・ノウハウ、6その他

どうして他力を使わないのか?

ヒト、モノ、カネ、知識、スキル・ノウハウ、その他、・・・我々はあらゆるも他力を使えることに気づく。そもそも企業活動とは他力を効率的に使うことだと思い至る。

それではどうして一人でやろうとするのか?自分を振り返ってみると2つの事に思い至る。

一つは小学生からの習慣。子供のころから、勉強は一人でするものだ、カンニングはいけないものだ、と教わってきた。ある意味それは学校が選別し序列を作る所だからであろう。

もう一つは自己の存在。時と場合によっては他力に頼ることは、自己を否定することにもつながりかねない。自己を捨て去った者のみが他力を活用できる。一方で何の為に他力を使うのか、このモチベーションこそが我々にとって必要なものである。

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる。

すぐやる人にはまず行動することである。その時、他力は使えないか?という発想はもっと強調されていい。我々はまずは自分一人で解決しようと思う発想に縛られすぎている。

本書にタイトルは「結局、すべて、すぐ、やる、すべて、手に入れる」とすべてがポジティブな語句が選択されていることに気づく。本書が目に入ってきたのは、タイトルによる所が大きい。このタイトルには他力を引き出す力があった。

蛇足

不必要なもの、プライド。必要なもの、モチベーション。

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