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毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

羽田空港で一番多いゴミが何か知っていますか?~『世界一清潔な空港の清掃人』新津春子 氏(2015)

世界一清潔な空港の清掃人

 2013・2014年と、2年連続で「清潔な空港」世界一に選ばれた羽田空港。その栄光を陰で支えたのは、羽田ひとすじ20年、汚れを見つけるとなぜか笑顔になる一人の清掃員。…80種類以上の洗剤を駆使し、あらゆる困難な汚れを素早く、どこまでも細やかに落としていく。にひとつのことを自らに言い聞かせるという。「自分の仕事を職人の仕事ですって思ってるの。清掃を超えた職人の仕事。だから、できないって悔しいじゃない?」新津春子(2015年6月1日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

 「人生をめいっぱい生きる」が私のモットー

私の喜びは何かをやり遂げること。そして、清掃の仕事が大好き。このふたつが、私にとって大事なことです。自分にとって大事なことがはっきりしていれば、誰が何を言っても、左右されることはありません。(位置647)

今年から新たに「環境マイスター」として、後輩の育成にあたっています。  マイスターとは、職人という意味です。清掃の技術すべてに習熟していること、心を込めた清掃ができ、それを人に教えられること。

70歳になっても、生きていれば清掃の仕事は続けているんですから、そのときにまたなにかしようかなと思います。(位置1117)

羽田空港で一番多いゴミ

羽田空港のターミナルのロビーにもよく見ると細かいゴミが落ちているんですが、いちばん多いゴミはなんだと思います

答えは小さな黒いかけらなんですが、何かというと、キャリーケースの車輪のゴムなんです。車輪のゴムは劣化しやすくて、しばらく押し入れにしまいこんであったのを引っ張り出して使ったりすると、気づかないうちに割れたり欠けたりするんですね。(位置734)

人生に必要なもの、それは“確信“

 

新津氏が清掃の道に入ったのは二十代の頃。十数社の職場で清掃の仕事を経験する。清掃の基礎を勉強したくなり、職業訓練学校で半年間失業保険を貰いながら自ら学ぶ。その時の講師が縁となって、新津氏は羽田空港の清掃スタッフにアルバイトとして入社、以来20年あまりを経て、現在500名の清掃スタッフをまとめる課長職にある。

新津氏は清掃に自分の喜びを見出した。最初から清掃に必然があった訳ではないが、現在を起点から見れば必然が見えてくる。羽田空港という舞台は新津氏が選び取ったものである。

もう一つは〝確信〟の持つ力。「何かを成しとげる喜び」が最高だとする確信こそが新津氏の力になっている。彼女は清掃の中にそれを見出したが現在からみればこれも必然、しかし最初から清掃である必然性は無かった。我々は何にでも”確信”を見出せる。

蛇足

 

世界には様々なチャンスがあふれている。

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