毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

まいにち富士山  ここに成功の断面がある

まいにち富士山 (新潮新書)

佐々木茂良氏は長年にわたり教師を務めた後定年後の2004年から富士山に800回(2011年時点)以上登っている。私も今年(2013年)富士山に登った時今も登っていらっしゃるとお聞きしました。 

 

 富士山を目指すのにと遅すぎることはない。必要なのはある程度の体力と事前の準備。(紹介文より)

 

佐々木氏は天気の悪い日を除き毎日5時に起きて、秦野から車で移動7時から登山開始、2時間40分で山頂まで達する。彼の行動からなるほど、と想ったことを抜粋する。

毎日富士山を登る為に

・山小屋に新聞を届ける(34ページ)

5合目までの車中で窓全開にしまた現地での休息時間を増やし登る前から気圧と酸素

  濃度の変化になれる。(75ページ)

・道にある30センチの石でも迂回する。歩数は増えるがどっこいしょと言いたくなる足

  の運びは10歩に相当する。(83ページ)

・「腰も膝もさげて歩く」イメージ、、、、常に考えながら一工夫も二工夫もする。

   (85ページ)

・数を数えながら登る、声を出さずに123、と10まで数える。10を数える地点まで

  は何としてものぼってやるという意気込みである。(96ページ)

・事を始めるのに遅すぎるという年齢制限はない。思いたったが「吉日」とはよく言っ

  たものだ。

800回富士山に登る

人は800回富士山に登れ、と言われたらやる気がわくであろうか?佐々木氏の行動は新聞を配る事で他人とのかかわりを作り、創意工夫を続け、小さな目標に分解し達成感を味わう、そして始める事、すべての事に通じる!