毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

ログライン~ストーリーメーカー

ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84) 

今まで様々な本を読んできたがストーリーには何となくパターンがあり、それが予定調和的であればあるほど安心して楽しめる、という気持ちがしてきた。そんな中でこのストーリーメーカーを読んだ。

 物語の基本は「行って帰る物語」で表現できると言っている。本を開いて本を読み、心が動かされれ日常に戻る、これ自体も「行って帰る物語」であり、その物語の中にまた「行って帰る物語」なのであろう。

この本は「創作の為の物語論」という副題が付いている。この中で面白かったのがログラインについての説明である。ログラインとはハリウッドで映画の製作の最初の段階で映画のコンセプトを決定する為に作成する40-50字でプロットを1行に要約する事である。

これって国語の文章題にある「この文章の内容をまとめたものを選びなさい。」と同じじゃないかと思った。このブログのログラインは以下の通り。

「行って帰るストーリーが基本であり、良いストーリーにはログラインで表現できるコンセプトがある。」(46字)