毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

夏休み

8月は夏休みの季節、子供達も自由研究に何をしようか、課題図書に何を読もうか、と話をしています。以下の2冊は3年生の課題図書で推薦されていたものです。

 ジャコのお菓子な学校 (文研じゅべにーる)

 (ラッシェル・オスファテール氏)という話には私にも大変興味深く読みました。主人公の小学生"ジャコ"がお菓子づくりを軸に展開する成長ストーリーです。私はこの本に物語の構造が極めて明確にかつ自然な形で織り込まれている事に驚きました。子供達が直接この構造を理解して楽しいと感じるのではないはずですが人間の本源的な欲求は成長である、と再認識した次第です。

 

こおり (たくさんのふしぎ傑作集)前野紀一氏・斉藤俊行氏/絵)は大人にとっても知的好奇心が刺激をされました。確かに色つきの氷はあると思っていました。科学の分野で言えば大きなテーマが宇宙と生命。この本もそのどちらにもつながっていくダイナミックな原点が感じられ面白いと思いました。