過去はいつも新しく、未来は不思議に懐かしい~書評「私が最も尊敬する外交官」by佐藤 優

<私が最も尊敬する外交官 ナチス・ドイツの崩壊を目撃した吉野文六 「ヒトラーの最期」をベルリンで目撃した若き外交官が、のちに沖縄返還の密約を初めて公に認めることになる。真実を語った吉野文六が体験した戦時の日本外交の海原に、佐藤優とともに漕ぎ出そう。(本書帯より) 当時の吉野氏の日誌には原子爆弾の事は言…