毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

リーダー何のために後ろを振り返えるのか?~『伸びる会社は「これ」をやらない!』安藤広大氏

伸びる会社は「これ」をやらない! 安藤氏は組織コンサルタント、「経営者が進んで現場に入り、現場の意見を吸い上げる」「こうした手法で、実際に組織の生産性や効率は上がらない(2017年) リーダーとしての社長の間違い 社員から好かれるために、社員の要…

会社の本質とは何か?~『リモートチームでうまくいく マネジメントの〝常識〟を変える新しいワークスタイル』倉貫 義人氏(2015)

リモートチームでうまくいく マネジメントの〝常識〟を変える新しいワークスタイル オフィスに通勤しなくても働くことのできる「リモートワーク」。(2015) 会社やチームに所属する人たちでも、好きな場所に住んで、通勤しないでも働けるようなワークスタイ…

誰も、組織を100%所有してはいけない~『 歴史からの発想―停滞と拘束からいかに脱するか 』堺屋太一氏(2004)

歴史からの発想―停滞と拘束からいかに脱するか (日経ビジネス人文庫) 堺屋氏は経済官僚出身の作家、中国史に学ぶ「勝てる組織」の作り方(単行は1983年、文庫は2004) モンゴル帝国 モンゴル帝国の出現は、世界史上、おそらく最大の大事件であろう。この帝国…

未来の記憶を作るには、、~『シナリオ・シンキング―不確実な未来への「構え」を創る思考法』西村 行功氏(2003)

シナリオ・シンキング―不確実な未来への「構え」を創る思考法 基礎となるシナリオ思考法、すなわちクリエイティブ・シンキングとロジカル・シンキングを統合した思考法が具体的によくわかる。(2003) 未来は不確実 環境は常に変化を続け、時に大きく不連続…

ハイテク企業に重要なのは技術か、マーケティングか?~『インテル 世界で最も重要な会社の産業史』M・マローン氏(2015)

インテル 世界で最も重要な会社の産業史 「半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍増する」つまり「コンピュータの処理能力は指数関数的に向上していく」、1965年、インテルの創業者であるゴードン・ムーア博士が発表した論文に書かれていた半導体の能力に関する洞…

そもそも失敗の存在に気づいているか?~『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』Mサイド氏(2016)

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 サイド氏は英国のコラムニスト、ライター、だから人は、同じ過ちを繰り返す――。(2016) 医療過誤は死因の第3位 1999年、米国医学研究所は「人は誰でも間違える」と題した画期的な調査レポートを発表した…

毎日進化すれば、1番になれる~『孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA』三木雄信氏

孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術 三木氏はソフトバンク社長室長を経て、事業化として独立。孫正義社長のどんなむちゃぶりにも答えるために必要だったのが、超スピードで、かつ確実に成…

来世信仰たるキリスト教と資本主義はどうして共振するのか?~『「棲み分け」の世界史』下田淳氏(2014)

「棲み分け」の世界史―欧米はなぜ覇権を握ったのか (NHKブックス No.1222) 下田氏はドイツ史・ヨーロッパ史の研究家、かつて文明に程遠い周縁の地であったヨーロッパが武力によって世界を支配して以降、国際秩序に変化はない。彼らの飛躍的発展を可能にした…

あなたの業界にフリーランスがやってくる~『フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方』筒井 冨美氏(2017)

フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方 (光文社新書) 筒井氏はフリーランスの麻酔医、大学病院の教授の権威は失墜し、野心溢れる若手医師が目指す存在ではなくなった。専門的なスキルを売りにして腕一本で高額な報酬を得るフリーランス医師は、 病院にとって…

現代科学の特徴は何か?~『科学の発見』S・ワインバーグ氏(2016)

科学の発見 ワインバーグ氏は素粒子物理学の研究家、1979年ノーベル賞受賞。「美しくあれかし」というイデアから論理を打ち立てたギリシャの時代の哲学がいかに科学ではないか。(2016) 物理学の目標とは何か? 物理学の目標および標準はその間(過去百年単…

この世の法則、科学では因果律といい、仏教では縁起、という~『 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話』佐々木閑氏×大栗博司氏(2016)

真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話 (幻冬舎新書) 佐々木氏は仏教哲学、大栗氏は素粒子論、の研究家。 心の働きを微細に観察し、人間の真理を追究した釈迦の仏教。 自然法則の発見を通して、宇宙の真理を追究した近代科学。 アプローチこそ違うが、この世の…

仏教用語「空」と数字「0」は語源が同じだった~『 運が99%戦略は1% インド人の超発想法』山田真美氏(2016)

運が99%戦略は1% インド人の超発想法 (講談社+α新書) 山田氏はインド神話の研究家、30年に渡りインドと向き合ってきた。本書はインドと日本の比較文化論。(2016) 0はインド人の発見 よく知られているように、「0」の発見はインド人の偉業である。・…

人生という長旅を謳歌する方法~『いちばん危険なトイレといちばんの星空―世界9万5000km自転車ひとり旅』石田ゆうすけ氏(2010)

いちばん危険なトイレといちばんの星空―世界9万5000km自転車ひとり旅〈2〉 (幻冬舎文庫) 7年半もぶっ通しで、自転車で世界を旅した著者。行かずに死ねるか、の続編(2010) 旅のマンネリ化 南米では旅は2年目を迎えた。1年というひとつの区切りを終え、さら…

人類はいつからコンクリートを使っているか?~『 コンクリートなんでも小事典』土木学会関西支部

コンクリートなんでも小事典―固まるしくみから、強さの秘密まで (ブルーバックス) コンクリートは 維持管理をきちんとすれば、構造物を100年もたせることも可能。(2008) コンクリートはなぜ固まるか セメントの原料には、主に石灰石と粘土、そして少量のけ…

ネットの会話とは、居酒屋の会話の様なもの~「ウェブはバカと暇人のもの」中川淳一郎

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書) 中川氏はトニュースサイトの編集者、普及しすぎて、いまやバカの暇潰し道具だ。(2009) テレビの時代は本当に終わったのか? 少なくとも日本の場合、結局これが真実だ。 ・最強メディアは地上波テレビ。彼らが最強で…

すみません、どうしても仕事がうまくできません~『 不格好経営―チームDeNAの挑戦』南場 智子氏(2013)

不格好経営―チームDeNAの挑戦 南場氏は1999年DeNAを設立、経営とは、こんなにも不格好なものなのか。だけどそのぶん、おもしろい。最高に。」――創業者が初めて明かす、奮闘の舞台裏。(2013) すみません、どうしても仕事がうまくできません (最も…

イスラム教のモスクはどうやって誕生したか?~『 増補 モスクが語るイスラム史: 建築と政治権力』羽田 正 氏(2016)

増補 モスクが語るイスラム史: 建築と政治権力 (ちくま学芸文庫) 羽田氏は歴史学の研究家、モスクは単なる「祈りの場」ではない。人々の社交の中心であり、教育施設、宿泊所、そして政治活動の舞台など、多様な役割を担ってきた。(2016) 最初のモスク 622…

コピーのどこがいけないのか?~『シミュレーショニズム』椹木 野衣氏(2001)

シミュレーショニズム (ちくま学芸文庫) 椹木氏は美術評論家、恐れることはない、とにかく「盗め!」世界はそれを手当たり次第にサンプリングし、ずたずたにカットアップし、飽くことなくリミックスするために転がっている素材のようなものだ―(2001) 戦後の…

あなたの仕事は楽しいですか?~『マッキンゼー流 最高の社風のつくり方』N・ドシ氏×L/マクレガー氏(2016)

マッキンゼー流 最高の社風のつくり方 社員が生き残りをかけて同僚と戦うか,それとも勝つために競合他社と戦うか,それを決めるのは「社風」だ !(2016) 社風の良い会社 (米国のスーパーマーケットチェーンである)ホールフーズ社の社風に特別な力があるのは…

”生きているだけで丸儲け by さんま”を実践するには、、、~『 まだ「会社」にいるの? 』山口揚平氏(2013)

まだ「会社」にいるの? ~「独立前夜」にしておきたいこと~ 山口氏は金融出身のコンサルタント、「会社を辞めたい、でも辞める勇気がない」そんなジレンマを抱える人にの背中をそっと押したくて、 僕はこの本を書きはじめました。(2013) 能力を高めるより期…

無頼とはルーティーンに埋没しない人のこと~『 ヤクザと日本―近代の無頼』宮崎学氏(2008)

ヤクザと日本―近代の無頼 (ちくま新書) 宮崎氏はノンフィクション作家、ヤクザとは、法の支配がおよばない炭鉱・港湾などの最底辺社会に生きた者たちが、生きんがために集まり発展したのが近代ヤクザの始まりといえる。(2008) 1884年賭博犯処分規則が布告…

ストップウォッチを持って仕事をしたことがありますか?~『 生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの』伊賀泰代氏(2016)

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの 伊賀氏はキャリア形成コンサルタント、日本企業は生産現場での高い生産性を誇ったが、ホワイトカラーの生産性が圧倒的に低く世界から取り残された原因となっている。(2016) 生産性とは生産現場だけのも…

人はなぜコレクターになるのか?~『 現代美術コレクター』高橋龍太郎氏(2016)

現代美術コレクター (講談社現代新書) 高橋氏は精神科医、1997年から現代美術の収集を始め、全国でコレクション展を毎年開催するほどの重要なコレクションを築き上げる。(2016) なぜ人は美を求めるのか? 人類は類的存在だと言われている。これは単独でし…

マネージャ―は部下に任せるのが本当にいいのか?~『HIGH OUTPUT MANAGEMENT 人を育て、成果を最大にするマネジメント 』A・S・グローブ氏(2017)

HIGH OUTPUT MANAGEMENT 人を育て、成果を最大にするマネジメント インテル元CEOのアンディ・グローブが、後進の起業家、経営者、マネジャーに向けて、一字一句書き下した傑作。(原書は1984年、復刊は2017) 部下をどうやってマネージするか? マネージャー…

250年前、チェス指しロボットが存在していた!?~『 謎のチェス指し人形「ターク」』T・スタンデージ氏(2011)

謎のチェス指し人形「ターク」 スタンデージ氏は作家、1770年、ウィーンで常軌を逸した発明がベールを脱いだ。通称「ターク(トルコ人)」というロボットは、世界第一級のチェスの指し手だった! (2011) チェス指し人形「ターク」の誕生 1769年の秋のある…

いつ、カースト制度はインド社会に導入されたのか?~『 インド人の謎』拓 徹氏(2016)

インド人の謎 (星海社新書) 拓氏は現代カシミールの社会史・政治史の研究家、混沌のインドはいつから混沌のインドになったか?(2016) カースト制度はイギリスが再定義した 広大なインド亜大陸を統治するにあたり、イギリス政府にはインド社会の性格を理解…

どうしてヒトの脳は大きくなったのか?~『幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論』C・ブロムホール氏(2005)

幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論 ブロムホール氏は動物行動学のバックグラントを持つTVディレクター、地球上で最も奇妙な進化のプロセスを続けてきた人間は幼児化してきた!(2005) デズモンド・モリス氏の序文より (本書の)テーマは、私たちが…

オリジナルを追求することに失敗はない~『 ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』A・グラント氏(2016)

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代【2016年Kindle三笠書房ランキングベスト10書籍】 グラント氏は組織心理学者、「独創性」は、与えられるものではない。すでにあなたの中に存在するのだ――(2016) オリジナルとは 私のいう「オリジナ…

実は20世紀、日本はパワーゲームの主役だった~『優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」』日下公人氏×上島嘉郎氏(2015)

優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」 大東亜戦争における日本の「失敗の本質」とは何か? それは、「戦争設計のなさ(政治的に何を勝利とするかが不分明)」であったこと。我々はここから何を学ぶか?(2015) 優位戦思考 優位戦は、攻めることも守る…

世界一周に目的はあるのか?~『行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅』石田ゆうすけ氏(2006)

行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫) 石田氏は旅行作家、「平穏な人生?それが運命なら自分で変えてやる!」そう決意してこぎだした自転車世界一周の道。出会いと別れを繰り返しながら駆け抜けた七年半の旅。(単行2003年、文庫2006)…

将来自動車運転は乗馬の様なスポーツに戻るのかもしれない¥~『 サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」』荒俣宏氏(2015)

サイエンス異人伝 科学が残した「夢の痕跡」 (ブルーバックス) 荒俣氏は作家、 発明品と発明者の伝記を読み解く(1995年単行、2015新書) 路上の交通機関 路上の交通機関は、19世紀後半に、ひとつの黄金期を迎えていた。まず、馬車であるが、パリやロンドン…

そうか、私が知らなかっただけなんだ~『ビジュアル マーケティング・フレームワーク』原尻淳一氏(2016)

ビジュアル マーケティング・フレームワーク (日経文庫) 原尻氏はマーケティング・コンサルタント、マーケティング・フレームワークを活用し、本質を忘れずに押さえることで、私たちは失敗しにくい筋の通ったビジネスプランを素早く作ることができます。(20…

大切なのはパッションをどの方向に向けるか?~『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? 』森岡毅氏(2016)

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫) 森岡氏はUSJの元CMO(チーフマーケティングオフィサー)、 後ろ向きコースター、ゾンビの大量放出、絶対生還できないアトラクション・・・斬新な戦略でV字回復活したUSJの軌跡をキーマンが綴…

実はマイナーな話題がウケる~『 雑談力 』百田尚樹氏(2016)

雑談力 (PHP新書) 百田氏は小説家、本当に面白い話題とは、「話し手が一番興味がある話題」である。そしてその話の構成を工夫しさえすれば、誰もが引き付けられる話になるのだ。(2016) 自分が関心を持つ話題 雑談について、多くの人が大きな勘違いをしてい…

法則は短期間で変わらないから法則である~『すぐに未来予測ができるようになる62の法則』日下公人氏(2002)

すぐに未来予測ができるようになる62の法則 時代の変化を恐れるなかれ。変化があれば、チャンスがある。「未来予測の達人」が、予測のための「法則」を大公開(単行は2002年、電子版は2016) 今日の贅沢は明日の必需品 工業化とは文化の普及段階であって、創…

命の危険があるから意味がある~『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』角幡唯介氏(2009)

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫) 角幡氏は冒険家、チベット、ツアンポー川流域に「空白の五マイル」と呼ばれる場所があった──。(2009) チベットの母なる川、ツアンポー川 ツアンポー川はチベット高原を横断しインド…

どうして世界は多様なデザインに溢れているのか?~『現代によみがえるダーウィン』三品信宏氏(1999)

ダーウィン著作集〈別巻1〉現代によみがえるダーウィン あるときは実験生物学者、あるときは理論生物学者、またあるときはナチュラリスト…しかしてその実体は?現代進化学の第一線で活躍する研究者が語る新しいダーウィン像。 (1999) 以下は三中氏の記載部…

自ら少数者を選択できるか?~『大衆の反逆』オルテガ・イ・ガセット(1930)

大衆の反逆 (ちくま学芸文庫) ホセ・オルテガ・イ・ガセット(1883-1955)はスペインの哲学者。 1930年刊行の大衆社会論の嚆矢。諸権利を主張するばかりで、自らにたのむところ少なく、しかも凡庸たることの権利までも要求する大衆。(1930年、文庫は1999年…

お正月に考えること、10年後のワクワクする自分~『 「10年後の自分」を考える技術 』西村行功氏(2012)

kocho-3.hatenablog.com kocho-3.hatenablog.com (星海社新書) 10年後とは 10年後と聞くと、かなり先の「遠い未来」を思い描きがちだが、10年というのは実はそんなに長い時間軸ではない。・・・すぐにやってくる明日の話だ。どこかの夢物語ではなく、今日か…

探検家の資質、それは世に問う勇気~『 日常を探検に変える――ナチュラル・エクスプローラーのすすめ』T・グーリー氏(2016)

日常を探検に変える――ナチュラル・エクスプローラーのすすめ グーリー氏は空と海で大西洋単独横断をした経験を持つ探検家、 古の探検家たちは道を行く途上で何に注意を払っていたのか、その視点の先をたどりつつ、身近な自然のなかで意識を開く技法を説く。 …

あなたのコミュニュケーションは知らずに乱暴になってる?~『 14歳の子を持つ親たちへ』内田樹氏×名越康文氏(2005)

14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書) 思春期の子どもたちと日々向き合う精神科医と、「成熟」や「学び」について考えつづける仏文学者が徹底的に語り合う。(2005) 問題は親の方 子どもは色々とシグナルを発信しているのに、母親がそれをほとんどシステマチ…

日本で資本主義始まったとき~『資本論に学ぶ』宇野弘蔵(1975年刊行、2015年文庫化)

佐藤氏の「資本主義の極意」を読み、宇野弘蔵のマルクス経済に興味を持つ。 資本論に学ぶ (ちくま学芸文庫) 本書は宇野弘蔵の講演や対談などをまとめたもの。1975年出版、2015年文庫化 宇野 弘蔵(1897 - 1977)は、日本のマルクス経済学者。唯物史観や社会…

近代化はいつ始まったのか?~『近代化の理論 』富永健一氏(1996)

近代化の理論 (講談社学術文庫) 富永氏は社会学の研究家、多面的に「近代化」をとりあげ、その起源を小封建領主割拠の中世から国民国家に統合された西洋の歴史に求める。(1996) 近代化 西洋史上での近代化はルネサンスと宗教改革と地理上の発見に始まった…

本にどうして値段が付いているのか?~『 街場のメディア論 』内田樹氏(2016)

街場のメディア論 (光文社新書) 内田氏はフランス思想史の研究家、評論家、僕は自分の書くものを、沈黙交易の場に「ほい」と置かれた「なんだかよくわからないもの」に類すると思っています。(2010) どうして書物には値段がついているのか? 原理的に言え…

我々のビジネスは系統図のどこに存在するか?~『 系統樹思考の世界』三中信宏氏(2006)

系統樹思考の世界 (講談社現代新書) 三中氏は進化生物学、生物統計学の研究家、系統樹思考とは何か?(2006) ダーウィンが提示した起源 生物は進化するという認識が根付くにつれて、「起源」という問題意識がしだいに強まってきました。いま見られる生物は…

ブランドを作るのはお客様~『 成城石井の創業』石井良明氏(2016)

成城石井の創業 石井氏は成城石井の創業者、「一番良い商品」を効率よく。成城石井ブランドを育てたエレガントで合理的な経営の秘密。(2016) 成城石井とは スーパーマーケットのルイ・ヴィトン―かつて英国の新聞記者が、成城石井を評してこう言ったことが…

リーダーは本気で働いているか?~『デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論』D・アトキンソン氏(2016)

デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論 アトキンソン氏は現在日本で実際に会社経営に従事、先進国最下位の生産性と言われて、悔しくないですか。(2016) 日本経済は本当に強いのか? 日本は、一見すると素晴らしい成果を上げているように見えます。たと…

お金持ちとはどういう人か?~『行ったり来たり 僕の札束』高須克弥氏(2016)

行ったり来たり 僕の札束: 日本一有名な整形外科医が初めて語る医者とカネ 「高須クリニック」はまだ美容整形が認知されない中で40年前に開業され、二重まぶた手術・脂肪吸引など、数々のブームを巻き起こしてきました。(2016) 美容整形 日の当たる表通り…

PPAPとあんパン、メロンパン、カレーパンの共通項~『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』阿古真理氏(2016)

なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか―パンと日本人の150年 (NHK出版新書 501) 阿古氏は生活史研究家、 日本人お得意の「和洋折衷」力で世界をうならせるほど一大進化を遂げたパン文化。(2016) あんパンが菓子パンの元祖 あんパンは、考えてみれば…

なぜUFOが話題にならなくなったのか?~『UFOとポストモダン』木原善彦(2006)

UFOとポストモダン (平凡社新書) 木原氏は現代アメリカ文学の研究者、 初期の宇宙人は優れた科学を持つ金髪の白人だったが、灰色の肌をした吊り上がった目の邪悪なものへと姿を変え、ポストモダンの時代には節足動物や昆虫になってしまった。これはいったい…