食べ物シリーズ
フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠 加工食品に巧妙に仕掛けられた「至福ポイント」の罠に落ちる消費者―。ピュリッツァー賞ジャーナリストが巨大食品企業の欺瞞と苦悩を丸裸にする。 コカコーラは味覚、嗅覚、触覚を刺激~加工食品とは如何に感覚を…
情報の文明学 (中公文庫) 梅棹 忠夫(1920ー2010)は生態学者、民族学者、情報学者、未来学者 本書は1962年執筆、インターネットなど存在しない、わずかにコンピュータが登場した時代の情報文化論 情報産業の先駆者としての宗教 宗教教団とは、神を情報源とする…
パンの文化史 (講談社学術文庫) 94ページトゥワン遺跡(肥沃の三日月地帯) 発酵パン パンが膨らむ為には次の条件がいる。まずそのパン生地を発酵させること。さらにはパン生地に多少なりとも小麦粉が混じっていること。・・・コムギタンパクは、水を吸わせ、…
キッチンの歴史: 料理道具が変えた人類の食文化 食の歴史はテクノロジーの歴史だ!スプーンや包丁、鍋、電子レンジ、冷蔵庫など、古今東西の料理道具、調理器具の歴史をたどる。2014年1月刊 242ページより イギリス人は食事中ナイフとフォークをテーブルに置…
キッチンの歴史: 料理道具が変えた人類の食文化 食の歴史はテクノロジーの歴史だ!スプーンや包丁、鍋、電子レンジ、冷蔵庫など、古今東西の料理道具、調理器具の歴史をたどる。2014年1月刊 242ページより イギリス人は食事中ナイフとフォークをテーブルに置…
発酵食品礼讃 (文春新書 (076)) バター、チーズ、納豆、鰹節から火腿、野鳥の塩辛、珍酒まで。世界各地で伝承されてきた食生活にひそむ「発酵」というステキな智慧、1999年発刊 拮抗作用 微生物の世界では、ある生息環境下に一定数以上の微生物が存在すると…
発酵食品礼讃 (文春新書 (076)) バター、チーズ、納豆、鰹節から火腿、野鳥の塩辛、珍酒まで。世界各地で伝承されてきた食生活にひそむ「発酵」というステキな智慧、1999年発刊 拮抗作用 微生物の世界では、ある生息環境下に一定数以上の微生物が存在すると…
世界史を動かした「モノ」事典 道路、貿易船、紙、火薬、金・銀、レンズ、キャラコ、ジャガイモ、カンヅメ、ゴム…。現在はすっかり身近なモノにも、実は歴史を動かし、活躍してきた意外な“過去”がある。2002年刊 料理革命 人類が考え出したあらゆる調理法は…
イベリコ豚を買いに 野地/秩嘉氏~ 1957年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。 幻の豚を追ってスペインへ!現地で明かされた驚くべき事実の数々…。4年にわたる徹底取材!傑作「食ノンフィクション」。 イベリコ…
雑食動物のジレンマ 上──ある4つの食事の自然史肥満の原因は何か?健康にも環境にも悪いものでさえ食べてしまう雑食動物の人間は何を食べるべきなのか。その答えを求めて、ファストフード、オーガニックフード、スローフードの食物連鎖を追う旅が始まる。全米…
魚で始まる世界史: ニシンとタラとヨーロッパ (平凡社新書) 越智氏はシェイクスピアとアメリカ社会が専門。「十八世紀農業革命以前、西洋の食の中心は肉ではなく魚であり、中世盛期のキリスト教社会では、一年の半分を魚を食べて過ごした。」 P96オランダの…
おいしい穀物の科学 (ブルーバックス) 穀物の生育は水分と温度の4象限にわかれる。 植物としてのイネの起源~アジアのモンスーン地帯の多年草! イネは、エールハルタ亜種(イネ科)の中から栽培化されたものである。その起源は、東アジアのモンスーン地帯の…
カカオの樹(Wiki) 樹高は4.5 - 10メートル程度。本種の生育には、規則的な降雨と排水のよい土壌、湿潤な気候が必要である。 カカオ生産の特徴として、バナナやコーヒーといったほかの熱帯性商品作物と違い、大規模プランテーションでの生産が一般的ではな…
利休七則(りきゅうしちそく) 茶は服(ふく)のよきように、炭(すみ)は湯の沸(わ)くように、夏は涼(すず)しく冬は暖(あたた)かに、花は野にあるように、刻限は早めに、降(ふ)らずとも雨の用意、相客(あいきゃく)に心せよ。 七則に簡単な注釈を加えると、 心をこ…
嗜好品文化を学ぶ人のために 高田氏は社会学の研究家、嗜好品とは、「コーヒー・酒・たばこ・茶・チョコレートはもちろん、コーラ(西アフリカ)やカート(イエメン)、さらには香水・ハチミツ・音楽・ケータイまで」 筆者によれば嗜好品という言葉は1912年森鴎…
バナナの世界史――歴史を変えた果物の数奇な運命 (ヒストリカル・スタディーズ) ダン・コッペル氏はサイエンスライター。 バナナのファクト ・果物のうち国産と輸入の比率は6:4、輸入果物のうち半分がバナナ、バナナは日本人の果物の消費量20%を占めてい…
水危機 ほんとうの話 (新潮選書) 沖氏は気候変動と水循環の研究家。「水問題の第一人者による、“水に流せない話”地球の水はいつかなくなるのか?」 地球にある水の量・・40億年変化していない 地球表面を覆う水の総量 1.4×10^21 14億㎞^3 地球の体積で比較を…
砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)川北氏は西洋史の研究家、茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖に注目する。 砂糖と砂糖きびの始まり~Wikiより 砂糖の生産は、まずサトウキビを利用して始まった。砂糖きびの原産地は、インドネシアと考えられる。紀元前2000…
チョコレートの世界史―近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 (中公新書) 竹田氏は社会学の研究家、英ロウントリー社(現在はネスレに買収)の資料から本書を書く。 本書そでには「カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。…
トマトケチャップと言えばオムレツ、ハンバーグ、エビフライ、子供が好きな甘いソース。 トマトが野菜になった日―毒草から世界一の野菜へ 本書は1999年、カゴメ(株)の創業100周年を契機としてトマトの歴史についてまとめている。 ケチャップの綴り アメリカ…
野菜の起源 野菜は、食用の草本植物の総称。水分が多い草本性で食用となる植物を指す]。主に葉や根、茎、花・つぼみ・果実を副食として食べるものをいう。(Wiki)定義に遡るまでもなく、人間が食べる植物が野菜。野菜は狩猟採集の時代も概念としてはあるが、…
世界の野菜を旅する (講談社現代新書)玉村氏は食を中心とする文筆家。本書の帯は「この一冊で野菜通!」 トウガラシ(唐辛子)Wiki ナス科トウガラシ属の多年草又は低木(日本などの温帯では一年草。メキシコ原産(アンデス地方という説もある)。果実は香辛料又は…
10月に入り収穫の秋である。日本人にとっては穀物と言えばお米だが世界的にみるとトウモロコシが最大である。 文明を変えた植物たち―コロンブスが遺した種子 (NHKブックス No.1183) 酒井氏は明治製菓を経た食文化史家。本書ではじゃがいも、ゴム、チョコ…