食べ物シリーズ
週刊ダイヤモンド 2016年 10/1 号 [雑誌] (凄いネスレ) 食の帝国、ネスレ 時価総額26兆円で世界13位に位置する超巨大グローバル企業。150周年を迎えた長寿企業で、赤字は創業来1度のみ。常に右肩上がりの成長を果たしてきた超優良企業である。 食のトレンド…
生物多様性〈喪失〉の真実――熱帯雨林破壊のポリティカル・エコロジー 熱帯林、バナナのモノカルチャーと先進国をつなぐ環境破壊の原因ネットワークを描く。(2010) 熱帯雨林と生物多様性の重要性は誰でも気づくが、、、 新製品を生む可能性、炭素吸収源とし…
食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む (光文社新書) 宮下氏は西洋美術史の研究家、中世にキリスト教によって食事に神聖な意味が与えられると、食事の情景が美術の中心を占めるにいたる。(2007) 最後の晩餐 キリストの伸ばした左手の先には丸いパンが見…
謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉 高野氏はノンフィクション作家、誰もが「日本独自の伝統食品」と信じて疑わない納豆。だが、アジア大陸には日本人以上に納豆を食べている民族がいくつも存在した。(2016) 納豆は辺境食 東は中国湖南省から西…
おいしさの人類史:人類初のひと噛みから「うまみ革命」まで マッケイド氏はサイエンスライター、“味覚”5億年の壮大な歴史。(2016) 味覚は個人差が著しい 人間の味覚認知に大きな幅があるということは、五感の中で味覚をユニークな存在にしている。視覚、聴…
ウォーホルの芸術~20世紀を映した鏡~ (光文社新書) 宮下氏は美術史の研究家、20世紀を代表する美術家であるアンディ・ウォーホル(1928-1987)は、なぜ缶詰を描いたのか?(2010) ポップアート 缶詰は19世紀初頭にフランスで発明され、19世紀末にアメリ…
塩の世界史(上) - 歴史を動かした小さな粒 (中公文庫) カーランスキー氏は作家、人類は何千年もの間、塩を渇望し、戦い、買いだめし、課税し、探し求めてきた。(2014、単行は2005) 塩は蜃気楼 地球上で塩のないところはないと言ってよい、だが20世紀に入っ…
塩の世界史(上) - 歴史を動かした小さな粒 (中公文庫) カーランスキー氏は作家、人類は何千年もの間、塩を渇望し、戦い、買いだめし、課税し、探し求めてきた。(2014、単行は2005) 塩は蜃気楼 地球上で塩のないところはないと言ってよい、だが20世紀に入っ…
胡椒 暴虐の世界史 シェーファー氏はサイエンスライター、人びとはなぜ、血眼になって黒胡椒を求め、命を賭してまで危険な航海に出たのか?血で赤く染まった胡椒の争奪戦(2015) 大航海時代は胡椒と共に ヨーロッパ大陸の人びとを未知の海での、見知らぬ地で…
トウガラシの世界史 - 辛くて熱い「食卓革命」 (中公新書) 山本氏は民俗学の研究家、新大陸から伝わった当初、「犬が食べると死ぬ」「大毒である」と言われた魔の香辛料が世界中に普及し、食卓革命を起こした。(2015) 中南米最古の作物 アメリカ大陸におけ…
牛肉資本主義―牛丼が食べられなくなる日 井上氏はNHKの番組プロデューサー、リーマンショックの後、 息を潜めたかにみえた「マネー資本主義」。 このグローバルマネーが次のターゲットに選んだのは、「牛肉」だった。(2015) 穀物はだぶついている 2015年9…
ヨーロッパの舌はどう変わったか―十九世紀食卓革命 (講談社選書メチエ) 南氏はドイツ近代史の研究家、十九世紀、ヨーロッパの食卓に未曾有の変動が起きる。植民地からの誘惑の味、コーヒー・砂糖。科学の福音、缶詰。テーブルマナーの洗練、美食大衆の誕生。…
食糧と人類 ―飢餓を克服した大増産の文明史 ドフリース氏は持続的開発モデルの研究者、科学力と創意工夫で生産力を飛躍的に向上させ、度重なる食糧危機を回避し、増加してきた人類の歴史をたどる。(2016) 地球の上で生命は循環する 地球は十数枚のプレ…
語源に隠れた世界の歴史: 世界史の重要知識もわかる! (知的生きかた文庫) 岩中氏はライター、世界中の歴史を、語源という窓から覗いてみませんか?(2015) なぜ七面鳥はターキーなのか? 七面鳥はアメリカ大陸北中部一帯の、開けた落葉樹と針葉樹の混合林に…
納豆の起源 (NHKブックス No.1223) 横山氏は地理学の研究家、ナットウの起源は、いまだ明らかでない。著者は近年、東南アジアからヒマラヤまで広範な地域のフィールドワークを敢行。(2014) 納豆とは 日本の納豆は、納豆菌で発酵させた無塩発酵大豆食品と分…
ペルシア王は「天ぷら」がお好き? 味と語源でたどる食の人類史 ジュラフスキー氏は言語学とコンピュータサイエンスの研究家、国境や文化を越え、世界を魅了した食と、食にまつわる言葉の歴史の集大成!(2015) ジェラフスキーはケ・チャップとは16世紀中国福…
化学で「透明人間」になれますか? 人類の夢をかなえる最新研究15 (光文社新書) 佐藤氏はサイエンスライター、化学とは、「昨日まで世界になかった物質を、自由に創り出せる唯一の分野」であり、 実際に現在、我々の生活を支える品々をあれこれ創り出している…
栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版 G-103) 中尾佐助(1916-1993)は遺伝子育種学の研究家、野生時代のものとは全く違った存在となってしまった今日のムギやイネは、私たちの祖先の手で何千年もかかって改良に改良を重ねられてきた。(1966) バナナという果物…
「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか? 海外で成功するローカライズ・マーケティングの秘訣 三田村氏はフリーのジャーナリスト、スーパーで売っているごくごく普通のスナック菓子もまた、海外の消費者に高く評価され、着実にマーケットシェアを伸ばし…
「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか? 海外で成功するローカライズ・マーケティングの秘訣 三田村氏はフリーのジャーナリスト、スーパーで売っているごくごく普通のスナック菓子もまた、海外の消費者に高く評価され、着実にマーケットシェアを伸ばし…
スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質 著者のルクーターとバーレサンは化学の研究者、身近な物質の化学物質から見た世界史。(2011年刊) オリーブ油 古代ギリシャの神話によれば、平和と知恵の女神アテナが槍で地面をつくとそれがオリーブの…
“緑の革命”を起した不屈の農学者 ノーマン・ボーローグ “緑の革命”の中心人物となり、飢餓に苦しむ数億人の人々を救い、世界平和に貢献したとして、一九七〇年、ノーベル平和賞を受賞した農学者、ノーマン・ボーローグの生涯。(2009年刊) ノーマン・ボーロー…
牛乳とタマゴの科学 (ブルーバックス) 酒井氏は動物育種繁殖学の研究家、ニワトリは幾つのタマゴを産んでいるのか?(2013年刊) ニワトリは1万年前タイの赤色野鶏から分かれた 祖先探しはニワトリに似ている野鶏を探すことから始まった。・・・東南アジアにい…
牛乳とタマゴの科学 (ブルーバックス) 酒井氏は動物育種繁殖学の研究家、ニワトリは幾つのタマゴを産んでいるのか?(2013年刊) ニワトリは1万年前タイの赤色野鶏から分かれた 祖先探しはニワトリに似ている野鶏を探すことから始まった。・・・東南アジアにい…
古きよきアメリカン・スイーツ (平凡社新書)岡部氏は児童文学翻訳家、ペカンパイ、ブラウニー、パンプキンパイなどなど。大きいだけ、甘いだけがアメリカのお菓子じゃない。2004年刊 ドーナッツの祖先はオランダの揚げ菓子 アメリカにドーナッツが伝わったの…
農業超大国アメリカの戦略: TPPで問われる「食料安保」 石井氏は通信社出身、多様な側面から米国農業を徹底解剖する。 2013年刊 農産物は変動する 人類にとって、穀物の豊作は望ましいことだが、人間の胃袋は急に大きくはならない。1日に一人が食べる量は安…
チーズと文明 キンスステッド氏はチーズと乳産品化学の研究家。私たちが普段、何気なく食べているチーズには、新石器時代から始まる壮大な歴史があった!2014 年刊 チーズはいつ頃誕生したか? 牛の牧畜が始まったのは最も古いところで、中央アナトリア(現ト…
佐藤氏は植物の遺伝学の研究家、 イネはいつから栽培されたか?2012年刊 野性イネと栽培イネの生物学的な差 ジャポニカは今から数千年~1万年前ほど前に、中国の長江の中流から下流にかけての地域で生まれたとされている。野性イネに対し、栽培イネは①脱粒し…
火の賜物―ヒトは料理で進化した ランガム氏は生物人類学の研究家。「人は料理で進化した」、2010年刊 実は料理はカロリーに影響を与えない 摂取エネルギーに対する料理の効果は、牛肉、豚肉、鶏肉、ビートの根、じゃがいも、米、カラスムギ、ペストリー生地…
美味しさの脳科学:においが味わいを決めている 著者は神経生物学の研究者。2014 年4月刊 「美味しさの正体を、脳科学がとらえた」美味しさ(味わい)は、口ではなく、脳が創り出している。その決め手は、口中から鼻に抜けるにおいであり、「においのイメージ」…