資本主義
すぐに未来予測ができるようになる62の法則 時代の変化を恐れるなかれ。変化があれば、チャンスがある。「未来予測の達人」が、予測のための「法則」を大公開(単行は2002年、電子版は2016) 今日の贅沢は明日の必需品 工業化とは文化の普及段階であって、創…
佐藤氏の「資本主義の極意」を読み、宇野弘蔵のマルクス経済に興味を持つ。 資本論に学ぶ (ちくま学芸文庫) 本書は宇野弘蔵の講演や対談などをまとめたもの。1975年出版、2015年文庫化 宇野 弘蔵(1897 - 1977)は、日本のマルクス経済学者。唯物史観や社会…
なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? 山口氏は金融出身のコンサルタント、ゴッホとピカソの違いと共通点から何を学べるか?(2013) ゴッホとピカソの違い ゴッホは、弟テオの理解と援助のもとで創作活動を続けることができたが、その2000点にも…
ルポ シリコンバレーで起きている本当のこと 宮地氏は朝日新聞サンフランシスコ支局長、テクノロジーの中心シリコンバレーではベーシックインカムの実験!が始まっている、という。(2016) ベーシックインカム・プロジェクトの担当者マット・クリシロフ氏が…
ビジネスで使える 経済予測入門――小さな変化で大きな流れを見極める 中原氏は経営・金融のコンサルタント、どうして専門家の予測ほど外れるのか?(2016) 国際機関は予測を調整している IMFやOECD、世界銀行などの国際機関の予測では、相次いで上方修正…
株式会社の終焉 株式会社、厳密にいえば、(新しい価値の創出ではなく)現金配当(だけを)をしている株式会社に、残されている時間はあまりない。(2016) 自動車と家電 この(自動車と家電の)二つの産業で不祥事(ドイツのフォルクスワーゲンと日本の東芝…
リフレが日本経済を復活させる なぜデフレは貨幣現象なのか、なぜ金融政策によってデフレから脱却できるのか、なぜその過程で生産と雇用が増大するのか?(2013) デフレの本質~浜田宏一氏 長期的に見れば、ミダス王の物語が示すように、黄金ないしお金は私…
人口と日本経済 - 長寿、イノベーション、経済成長 (中公新書) 吉川氏はマクロ経済学の研究家、人口減少が進み、働き手が減っていく日本。もはや衰退は不可避?そんな思い込みに対し、長く人口問題と格闘してきた経済学は「否」を突きつける。(2016) CPIで…
通貨の日本史 - 無文銀銭、富本銭から電子マネーまで (中公新書) 高木氏は日本の通貨史の研究家、どうして中世日本は中国の通貨を使ったのか?(2016) 中世日本では中国の銭が使われる 12世紀から16世紀までの中世日本社会は、外国の青銅貨、主に中国産の銭…
不確実な未来を生き抜くための「経済史」 (SB新書) 増田氏は証券アナリストの実務家、官製相場、株高、格差拡大……歴史が物語る「資本主義のカラクリ」!(2015) 20世紀はアメリカの金融業の時代 アメリカでハイテク・バブルが絶頂に達した2000年には、なん…
増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?――日本人が知らない本当の世界経済の授業 松村氏は国債のトレーダー(運用者)、なぜ、自分たちの生活が、親の世代のようにラクにならないのか?(2016) 世界は成長しない時代へ 世界システムの成…
日本を救ったリフレ派経済学 (日経プレミアシリーズ) 原田氏は”リフレ派”の論客の一人、「現実」を疑う人々が俗説を流し、国民の不安を煽り続ける。(2014) 金融緩和と銀行の利益の関係 日本銀行がインフレターゲット政策を採用し、消費者物価上昇率が2%ま…
大脱出――健康、お金、格差の起原 ディートン氏はノーベル経済学賞を受賞した、経済成長論の研究家。 成長と健康の関係を丹念に分析することで、格差の背後にあるメカニズムを解き明かす。(2014) 経済成長の基盤は何か? (経済学者で人口統計学者の)サイモ…
捨てられる銀行 (講談社現代新書) 橋本氏は共同通信社の経済記者、「金融検査マニュアル」は廃止、地域の顧客にリスクをとれない銀行は消滅する! (2016) 金融監督庁とは? かつては8%超(実質は10%超とも言われる)の不良債権比率が1~2%台程度まで落ち…
税金を払わない巨大企業 (文春新書) 富岡氏は国税勤務を経て、税制の研究者。 日本の法人税は本当に高いのか?ソフトバンク0.006%、ユニクロ6.92%巨大企業の驚くべき税負担の軽さ。(2014) 多国籍企業に対する税制の不備 ・巨額な受取配当収益を、二重課税…
人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書) 井上氏はマクロ経済学の研究家、人口知能が経済をどの様に変えるのか?(2016) 日本は衰退する運命にあるのか? 年配の人文系知識人が、己の人生の黄昏に重ね合わせるように、「わが国の零落は避けられな…
中央銀行が終わる日: ビットコインと通貨の未来 (新潮選書) 岩村氏は日本銀行の出身、1978年ハイエクは「通貨の選択」において国家は特定通貨の使用、通常は中央銀行の発行する通貨の使用、を強制すべきではないと主張した。グローバル資本主義の今日変動相…
限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭 リフキン氏は文明評論家、資本主義からシェアリング・エコノミーへ デジタル革命の真のインパクトを読み解く。(2015) 限界費用ゼロという意味 財やサービスの生産量を1ユニット増加させるコス…
過剰な資本の末路と、大転換の未来: なぜ歴史は「矛盾」を重ねるのか 水野氏はマクロ・アナリスト出身、エネルギーや利子率の問題を世界史的視座で語る。(2016) プラザ合意 1981年にレーガンが大統領に就任したわけですが、ここままではドルが急落するので…
貨幣の「新」世界史――ハンムラビ法典からビットコインまで セガール氏は投資銀行の経験を持つ。私たちはなぜこれほど「お金」に翻弄されるのか?(2016) アメリカドルの価値 (ドルは1970年代初めから)金による裏づけはなくなり、いまではソフトマネーにな…
「豊かさ」の誕生(上) 成長と発展の文明史 (日経ビジネス人文庫) バーンスタイン氏は投資理論の研究家、人類に“持続的な富の増大"をもたらした4条件に迫る!(原書は2004、文庫は2015) どうしてオスマン帝国は衰退したのか? 軍事技術と工場生産を別にすれば…
経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ (講談社現代新書) 佐伯氏は経済学、現代思想の研究家、私たちが、誤った「思想」を信じ続ける限り、危機からは脱出できない。(2012) 希少性の経済 「希少性」という概念が登場したのは、先にも述べた19世紀後…
ヨーロッパ覇権史 (ちくま新書) 玉木氏は近代ヨーロッパ経済史の研究家、現在の世界は、どのように形成されたのか。そして、どこに向かっているのか。(2015) ヨーロッパと戦争 ヨーロッパの近代は戦争とともにできあがった。そして、ヨーロッパが世界を征…
成熟社会の経済学――長期不況をどう克服するか (岩波新書) 小野氏はマクロ経済学の研究家、需要が慢性的に不足して生産力が余り、それが失業を生み続ける現在の日本経済。(2012) 貨幣があるから不況がある。 欲望は物やサービスだけに向かうわけではありませ…
ウォーホルの芸術~20世紀を映した鏡~ (光文社新書) 宮下氏は美術史の研究家、20世紀を代表する美術家であるアンディ・ウォーホル(1928-1987)は、なぜ缶詰を描いたのか?(2010) ポップアート 缶詰は19世紀初頭にフランスで発明され、19世紀末にアメリ…
経済成長の世界史 ジョーンズ氏はグローバルヒストリーの研究家、経済成長の諸起源は経済発展を抑制した諸要因の除去こそが決定的であると主張する。(2007) 本書の主張~経済成長は障害物の除去によって生じた 第一に、遠い昔を、そして広く世界を見晴らす…
ウォール街の歴史 ガイスト氏は証券業界のアナリスト出、「歴史は繰り返す!」のはなぜか?(2010) アメリカ独立と中央銀行 連邦政府が初めて招集されると第1の議題として合衆国銀行の創設が取り上げられた。合衆国銀行は1791年に設立され、本店はフィラデル…
中央銀行が終わる日: ビットコインと通貨の未来 (新潮選書) 岩村氏は日銀出身の通貨論の研究者、日本銀行の金融政策はなぜ効かないのか。(2016) 金融政策は高成長が前提 金融政策の本質は現在と未来を交換することです。豊かな未来が展望できているときは…
知のトップランナー149人の美しいセオリー あなたのお気に入りの、深遠で、エレガントで、美しい説明は何ですか?宇宙論から、進化論、心理学、哲学、アートにいたるまで、知の最前線で活躍するトップランナーが答える! (2014) お金の起源 私のお気に入り…
資本主義の克服 「共有論」で社会を変える (集英社新書) 資本主義に、制度やルールの空白が生じ、「独占」が生まれている。(2015) 株価と内閣支持率の関係 株価が上昇している時は内閣支持率が高まり、株価が下落すると、内閣支持率が低下する。株価が落ち…