生物
がん‐4000年の歴史‐ 上 (ハヤカワ文庫NF) ムカジ―氏はがんを専門とする医師、患者からがんとは何か、との問いに応えるために、人類4000年のがんとの歴史を執筆する。 乳がんの局所的な治療 1927年、所属する医局へのどちらかといえば技術面に関する報告書の…
地球外生命は存在する! 宇宙と生命誕生の謎 (幻冬舎新書) 「人類が21世紀中に、地球以外の星で生命を見つける可能性は50%以上」(2017) 今実際に解っていること 2014年、国立天文台の大石雅寿博士らの研究チームが、アミノ酸の一歩手前の化合物メチルアミン…
医薬品クライシス―78兆円市場の激震 (新潮新書) 佐藤氏は医薬品メーカーで創薬研究に従事、現在はサイエンスライター。巨額の投資とトップレベルの頭脳による熾烈な開発競争をもってしても、なぜ新薬は生まれなくなったのか?(2010) 創薬は人類最難の事業 …
分子レベルで見た薬の働き 第2版―生命科学が解き明かす薬のメカニズム (ブルーバックス) 薬がなぜ効くかを、分子レベルで理解する。(2009) 医薬品のターゲットは細胞内のタンパク質 たいていのタンパク質の分子表面にはくぼんだ場所があり、この場所はその…
細胞が自分を食べる オートファジーの謎 (PHPサイエンス・ワールド新書) 2016年大隈氏が酵母のオートファジーの研究でノーベル賞を授賞した。著者の水島氏は大隈氏の研究室でオートファジーの研究を開始した経歴を持つ。(2011) オートファジーとは 細胞が…
進化論の最前線 (インターナショナル新書) 池田氏は構造主義生物学の研究家、進化論はどこまで説明できるか?(2017) ネオダーウィニズムの限界 ネオダーウィニズムという学説の大きな柱は「突然変異」と「自然選択」ですが、遺伝子にどれほどの変異が起こ…
系統樹思考の世界 (講談社現代新書) 三中氏は進化生物学、生物統計学の研究家、系統樹思考とは何か?(2006) ダーウィンが提示した起源 生物は進化するという認識が根付くにつれて、「起源」という問題意識がしだいに強まってきました。いま見られる生物は…
分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか (講談社現代新書) 三中氏は進化生物学の研究家、生物の「種」って何? それは実在するか? (2009) 日本最低の山は? 「日本最低の山」は、大阪湾にある天保山(標高4.5m)と認定されている。国土地理院…
ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃 (講談社現代新書) 小林氏はIT・ライフサイエンスのリサーチャー、私たちの顔、身長、体型、性格、知能、運動能力は望み通りに変えられるか?これらを操作する遺伝子工学や生命科学の分野でいま、過去に例…
宇宙からみた生命史 (ちくま新書) 小林氏はアストロバイオロジー(宇宙の視点から生命を研究)の研究家、生命の様々な可能性を考えるのには、もはや地球中心の思考を捨てなければならない。(2016) ヒトは地球を代表する生物か 宇宙から見た場合、地球を代…
脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス) 甘利氏は神経回路網の数理的な研究者、数学の理論で脳の仕組みを解き明かせれば、ロボットが心を持つことも可能になるのだろうか?(2016) 自己組織化と脳 (誕生して)できたての脳は、外界の情報…
量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待 量子生物学とは、生物の持つ量子力学的な性質を研究し、 量子力学を使って生命現象を解き明かす学問のことである。(2015) シュレーディンガーの「生命とは何か?」(1944) シュレーディンガーは遺伝子は、10…
思考停止という病 思考し続けるとはどういうことか?(2016) チャイティンの「ダーウィンを数学で証明する」を引用 DNAとランダム性があれば地球時間で生命進化が可能 DNA発見以前の考え方は、生命現象の進化は完全ランダムな突然変異です。突然変異が起こ…
変わらないために変わり続ける マンハッタンで見つけた科学と芸術 福岡氏は生物学の研究家、2013年からのアメリカで過ごした2年間の思索と冒険をノスタルジックにつづるエッセイ集。(2015) DNAと遺伝子 DNAを長大な交響曲の楽譜のようなものだとしよ…
寿命1000年―長命科学の最先端 ワイナー氏はサイエンス・ライター、 ヒトの寿命は1000歳になる――一見失笑ものの主張がいかに現実味を増しているか。TEDコンファレンスでも著名なデ・グレイらによる先端長寿科学の成果とその限界を、あくまで科学的に紹介。…
世界史を変えた薬 (講談社現代新書) 佐藤氏はサイエンスライター、「あの薬」がなかったら、世界の運命は変わっていた!(2015) 壊血病 壊血病はこの時代(15世紀に始まる大航海時代)になって急に発生した病気ではなく、新石器時代の遺跡からもそれらしき人骨…
生命の跳躍――進化の10大発明 ニック・レーン氏はサイエンスライター、進化史に飛躍的な変化をもたらした10の発明とは?(2010) 意識に続く第二段、今回は視覚の獲得について 意識はどうして生じるか理解できないから意味がある~『生命の跳躍――進化の10大発…
生命の跳躍――進化の10大発明 ニック・レーン氏はサイエンスライター、生命の革命的「発明」とは?・・・ 生命の誕生/DNA/光合成/複雑な細胞/ 有性生殖/運動/視覚/温血性/意識/死(2010) 意識のハードプロブレム 意識のハードプロブレムとは、物質…
ウイルスは生きている (講談社現代新書) 中屋敷氏は、染色体外因子の研究家、私たちのDNAの中には、ウイルスのような遺伝子配列が多数存在し、生物進化に重大な貢献をしてきたことが解っている。(2016) ※染色体外因子とはウィルスやトランスポゾン(動く遺…
意識のなかの時間 ペッペル氏は心理学の研究者、「今」「同時」「過去」というような情報は、脳内のどのようなメカニズムに対応しているのだろうか?(1995) 時間とは何か? 「絶対的で、真実かつ数学的な時間は、それ固有の性質に基づいて自ら一様に流れ、…
マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる (単行本) シャピロ氏は「マンモスパーク」実現に向けて日夜奮闘する科学者が、現実味から問題点まで、あなたの疑問に熱く答えます。(2016) 脱絶滅 復活させたマンモスのDNAのおかげで、マンモス…
植物はなぜ動かないのか: 弱くて強い植物のはなし (ちくまプリマー新書) 稲垣氏は雑草生態学!の研究家、弱そうに見えるたくさんの動植物たちが、優れた戦略を駆使して自然を謳歌している。植物たちの豊かな生き方に楽しく学ぶ。(2016) 草は環境変化に対応…
デジタル生命の進化 (岩波科学ライブラリー (11)) 和田氏は生物情報学の研究家、遺伝子の持つ複製,交叉,突然変異といった特性をそなえた「生命」を計算機の中で実現したとき,それはどのように進化するか?(1994) ネオ・ダーウィニズム よく知られている…
一万年の進化爆発 グレゴリー・コクラン氏、ヘンリー・ハーペンディング氏は人類学・集団遺伝学の研究家、人類の進化は過去1万年間に緩慢になった、あるいは停止したという考えかたがある。しかし実際には、むしろ加速している。本書のテーマは、現在、人類…
植物は<知性>をもっている―20の感覚で思考する生命システム マンクーゾ氏は植物ニューバイオロジーの研究家、植物は、人間と同じく“予測"し、“学習"し、“記憶"し、仲間どうしで“コミュニケーション"をとっている。 植物なしでは生きられない 地球上の生物量…
光合成とはなにか―生命システムを支える力 (ブルーバックス) 園池氏は光合成の環境応答の研究家、光のエネルギーで生きることを選んだ「植物という生き方」を考えてみよう。(2008) シアノバクテリアの誕生 おそらく今から27億年ぐらい昔、地球上に水を分解…
性と進化の秘密 思考する細胞たち (角川ソフィア文庫) 団まりな(1940-2014)は発生生物学の研究家、今から38億年前、偶然によってたった一つの細胞が地球上に誕生する。この細胞が人間のような複雑な生物へ進化した生命の仕組とは。(2010) 階層性とは …
不均衡進化論 (筑摩選書) 古澤氏は発生生物学の研究家、生物は、遺伝子に偶然生じた突然変異によって進化する。だが、突然変異の多くは有害だ。偶然にまかせていては、進化どころか絶滅してしまうのではないか?この矛盾を解く鍵は、DNAが自己複製の際に見せ…
私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本) 森氏は作家、人とは何か。人はなぜ死ぬか。宇宙に終わりはあるか。福岡伸一、池谷裕二、村山斉などの第一線で活躍する科学者たちに問うことで、人と科学の根源に挑む。(2015…
細胞発見物語―その驚くべき構造の解明からiPS細胞まで (ブルーバックス) 山科氏は細胞学の研究家、私たちの体を形作る60兆個の細胞、発見の歴史をたどる。(2009) 細胞学説はいつ生まれたのか? 細胞は生命活動を営む最小の単位で、細胞の集積によってあら…