歴史
戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門 (光文社新書) 人類はこれまで、戦争とともに歩んできた。戦争を、社会のなかのノーマルな出来事として、みつめよう。(2016) 弩(いしゆみ)とは (弩は)、いたを束ねて合とし、弾力をもたせ弓に整形し、両手で弦を…
〈情報〉帝国の興亡 ソフトパワーの五〇〇年史 (講談社現代新書) 玉木氏はヨーロッパ近代史の研究家、 17世紀オランダの活版印刷、19世紀イギリスの電信、20世紀アメリカの電話――、世界史上のヘゲモニー国家は、情報革命の果実を獲得することで、世界の中核…
〈情報〉帝国の興亡 ソフトパワーの五〇〇年史 (講談社現代新書) 玉木氏はヨーロッパ近代史の研究家、 17世紀オランダの活版印刷、19世紀イギリスの電信、20世紀アメリカの電話――、世界史上のヘゲモニー国家は、情報革命の果実を獲得することで、世界の中核…
世界史としての日本史 (小学館新書) 半藤氏と出口氏の対談、「世界のなかの日本」の地位を正確に知ることが、いまの時代を生き抜く最低限の教養なのだ。(2016) 日本特殊論の拠り所は、天皇制 万世一系の王室が千年以上も続いたというのは、確かに世界的に…
熱狂する「神の国」アメリカ 大統領とキリスト教 (文春新書) 松本氏はバチカン近代史の研究家、キリスト教信者は大統領をどう選んできたか?(2016) アメリカと宗教 アメリカは、キリスト教以外の他宗教を軽視し、そのツケが現在のイスラーム国の台頭という…
新訳 フランス革命の省察―「保守主義の父」かく語りき 佐藤氏は評論家、フランス革命は、以後のあらゆる革命の基本になった。だが、その真実は何だったのか?(原書は1790年、新訳は2011年) 金融勢力 フランスの債務が膨れ上がるにつれて、金融を基盤とする…
世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史 ジョンソン氏はノンフィクション作家、大発明に寄与したのは、ガリレオやエジソンといった偉人だけではない。多くの人が目の前にある問題に懸命に取り組むなかで予想外に生み出されてきたのだ。(2016) 1440…
日本人だけが知らない「本当の世界史」 (PHP文庫) 倉山氏は憲政史の研究家、ヨーロッパ公法にすぎない国際法とは何か?(2016) ウェストファリア条約 一つは(ローマ教皇および神聖ローマ)帝国からの主権国家の独立、二つは対等な主権国家の並立、三つは教…
138億年の音楽史 (講談社現代新書) 浦久氏は作家、文化芸術プロデューサー、「われわれは、どんな過去にさかのぼっても音楽に出会う」。(2016) クラシック音楽とは クラシック音楽のひとつの定義は、芸術となった音楽である。芸術であろうとした音楽といっ…
物語 フランス革命―バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで (中公新書) 安達氏フランス文学・歴史の研究家、 1789年、市民によるバスチーユ襲撃によって始まったフランス革命は、「自由と平等」という光り輝く理想を掲げ、近代市民社会の出発点となった。(20…
日本の今の問題は、すでに{世界史}が解決している。 宇山氏は予備校で世界史を担当、赤字国債を初め今日の問題は 「世界史」の中で繰り返し登場してきたテーマでもある。(2015) 1789年フランス革命前夜 18世紀末に起こったフランス革命は、国家財政が危機…
新版 霊柩車の誕生 (朝日選書) 井上氏は文筆業、本書が1987年の処女作、霊柩車はいつ誕生したのか? 大正4年(1915年)霊柩車の登場 大正期にはいり、葬列が衰弱していく。葬儀屋は、なんとかこの傾向を押しとどめようとするが、時勢はいかんともしがたい状…
京都ぎらい (朝日新書) 井上氏は文筆業、あなたが旅情を覚える古都のたたずまいに、じっと目を凝らせば…(2015) 京都のお寺はホテルだった 織田信長が、部下の明智光秀に寝込みをおそわれ、うちはてたことはよく知られている。・・・信長は、本能寺を京都で…
限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭 リフキン氏は文明評論家、資本主義からシェアリング・エコノミーへ デジタル革命の真のインパクトを読み解く。(2015) 限界費用ゼロという意味 財やサービスの生産量を1ユニット増加させるコス…
20世紀とは何だったのか (PHP文庫) 佐伯氏は社会経済学の研究家、西洋近代主義が「ニヒリズム」へと行き着き、それが今や世界を覆いつつある。(2015) ニヒリズム 19世紀ヨーロッパの近代主義が行き着いた(のは)ニヒリズムです。キリスト教の神なり古典的…
「豊かさ」の誕生(上) 成長と発展の文明史 (日経ビジネス人文庫) バーンスタイン氏は投資理論の研究家、人類に“持続的な富の増大"をもたらした4条件に迫る!(原書は2004、文庫は2015) どうしてオスマン帝国は衰退したのか? 軍事技術と工場生産を別にすれば…
カルチャロミクス;文化をビッグデータで計測する エイデン氏、ミシェル氏はビックサイエンスデータの研究家、 Googleがスキャンした大量の書籍(過去、数世紀ぶん! )から、各年に発行された本に使われている単語・フレーズの使用頻度をグラフに示す「グーグル…
トーマス・クックの旅―近代ツーリズムの誕生 (講談社現代新書) 本城氏は西洋文化史の研究家、だれでもが、団体割引で、安全・快適な旅をどうぞ! 大英帝国での“レジャーとしての旅行”誕生はどうやって生まれたのか?(1996) トーマス・クック(1808~1892)…
天皇畏るべし 日本の夜明け、天皇は神であった 小室直樹は政治学、経済学の研究家、天皇は日本国民に、近代化を遂行する為の権威と力を与えた。(2016、1986文芸春秋の再販) 明治維新のテーマは「日本の因習」退治 (日本では)社会慣習とは運命の如く、人…
【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 (新潮選書) 池内氏は現代イスラム政治史の研究家、いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。(2016) サイクス・ピコ協定は、第一次世界大戦…
ヨーロッパ覇権史 (ちくま新書) 玉木氏は近代ヨーロッパ経済史の研究家、現在の世界は、どのように形成されたのか。そして、どこに向かっているのか。(2015) ヨーロッパと戦争 ヨーロッパの近代は戦争とともにできあがった。そして、ヨーロッパが世界を征…
世界史を変えた薬 (講談社現代新書) 佐藤氏はサイエンスライター、「あの薬」がなかったら、世界の運命は変わっていた!(2015) 壊血病 壊血病はこの時代(15世紀に始まる大航海時代)になって急に発生した病気ではなく、新石器時代の遺跡からもそれらしき人骨…
経済成長の世界史 ジョーンズ氏はグローバルヒストリーの研究家、経済成長の諸起源は経済発展を抑制した諸要因の除去こそが決定的であると主張する。(2007) 本書の主張~経済成長は障害物の除去によって生じた 第一に、遠い昔を、そして広く世界を見晴らす…
エデンの園―楽園の再現と植物園 ブレスト氏は歴史研究家、「エデンの園」を地上に再現したいという情熱は、近代植物園を誕生させるに至った。(原書は1982、翻訳は1999) エデンの園 当時の人びとは、百科事典のような植物園の設立を、地上の楽園、つまりエデ…
塩の世界史(上) - 歴史を動かした小さな粒 (中公文庫) カーランスキー氏は作家、人類は何千年もの間、塩を渇望し、戦い、買いだめし、課税し、探し求めてきた。(2014、単行は2005) 塩は蜃気楼 地球上で塩のないところはないと言ってよい、だが20世紀に入っ…
塩の世界史(上) - 歴史を動かした小さな粒 (中公文庫) カーランスキー氏は作家、人類は何千年もの間、塩を渇望し、戦い、買いだめし、課税し、探し求めてきた。(2014、単行は2005) 塩は蜃気楼 地球上で塩のないところはないと言ってよい、だが20世紀に入っ…
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350) 中野氏は西洋文化史の研究家、19世紀後半のフランス。時代は産業革命の進展にともない、政治・経済・文化ともに劇的な変動の只中にありました。文化の面で特筆すべきは、「印象派」…
胡椒 暴虐の世界史 シェーファー氏はサイエンスライター、人びとはなぜ、血眼になって黒胡椒を求め、命を賭してまで危険な航海に出たのか?血で赤く染まった胡椒の争奪戦(2015) 大航海時代は胡椒と共に ヨーロッパ大陸の人びとを未知の海での、見知らぬ地で…
ウォール街の歴史 ガイスト氏は証券業界のアナリスト出、「歴史は繰り返す!」のはなぜか?(2010) アメリカ独立と中央銀行 連邦政府が初めて招集されると第1の議題として合衆国銀行の創設が取り上げられた。合衆国銀行は1791年に設立され、本店はフィラデル…
4日間集中講座 世界史を動かした思想家たちの格闘~ソクラテスからニーチェまで~ 茂木氏は予備校にて世界史を教える、神なき時代をどう生きるか?(2015) デカルト座標 当時の数学は、建築技師などが使うギリシア起源の幾何学と、商人や金貸しが計算に使うイ…