地球科学
素粒子で地球を視る: 高エネルギー地球科学入門 田中氏は高エネルギー地球物理学の研究者。「宇宙が作り出すミュオンやニュートリノが地球を観測する新しい窓を開く。 」 P162地球ニュートリノの2/3ha地殻由来、(1/3はコアから) 地球ニュートリノグラフィ~2…
生命誕生 地球史から読み解く新しい生命像 (講談社現代新書) 80ページ:地球冷却と地球の秩序化 生命誕生のシナリオの解明 人類の知的好奇心を刺激して止まない大きなテーマである。中沢氏は地球における生命の誕生を必然と考え「地球軽元素進化系統図」とい…
“不機嫌な”太陽―気候変動のもうひとつのシナリオ スベンスマルクは太陽地球物理の研究家。「太陽と宇宙が操る地球寒冷化のシナリオ。世界で喫緊の問題として取り上げられている気候変動の未来予想に一石を投じる。」 宇宙気候学 地球の気候変動に対する宇宙…
光る生物の話 (朝日選書) 下村脩博士が初めて入門書を書き、生物発光の特徴、研究史、化学、発光の目的、応用など、生物発光のすべてをやさしく説明する。 下村氏は如何に世の中を変えたか?蛍光イメージングとノーベル賞 生物発光物質の研究は蛍光イメージ…
氷河期の「発見」―地球の歴史を解明した詩人・教師・政治家 ボウルズ氏はサイエンスライター。氷河期という概念が成立する過程を綴る。 氷河期の発見 19世紀、化石や地層の科学的研究が始まった。聖書に基づく洪水説も根強かったころ、画期的な新説が登場し…
ペガスス座51番星は、地球から50.1光年の距離にある太陽に似た恒星。地球から見るとペガスス座の四辺形の近くに位置する。1995年10月6日、太陽外の惑星の存在が初めて確認された。 ペガスス座51番星 - Wikipedia 物質の宇宙史―ビッグバンから太陽系まで 青木…
山はどうしてできるのか―ダイナミックな地球科学入門 (ブルーバックス) 藤岡氏は地球科学の研究家。 日本列島は寄せ木細 いま地球上にある大陸は、超大陸が分裂と集合を繰り返し、地球の表面を何週も巡って現在の位置にモザイクの一つのピースとしてはめ込ま…
鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー) 川上氏は現生(!)恐竜生態学者。 恐竜は、間違いなく中生代の地球に君臨する王者であった。個々の体の大きさ故に、生態系に占める彼らの生物量は相当に大きかったはずだ。恐竜の存在は、地球にどのような影響を…
ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト: 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) シュービン氏は個体生物学・解剖学の研究家。「ひじがあって腕立て伏せのできる魚、ティクターリクの化石を発見」の経緯が本人により明かされ…
西之島、3・5倍の面積に…新島発見100日 小笠原諸島(東京都)の西之島付近で噴火によってできた新しい陸地(新島)が発見されてから28日で100日を迎える。 西之島、3・5倍の面積に…新島発見100日 (読売新聞) - Yahoo!ニュース この火山活動…
大人のための「恐竜学」(祥伝社新書) 小林氏は恐竜の研究家、土屋氏はサイエンスライター。「恐竜を知ることは大人にとっても楽しく、知的刺激に溢れている。 恐竜学の発展は日進月歩。」 恐竜とは、その定義: 鳥盤類と竜盤類の共通祖先 恐竜とは「トリケラ…
海はどうしてできたのか (ブルーバックス) 藤岡氏は地球科学の研究者。「宇宙で唯一の生命を育んだ海はどのように誕生した?」 水の由来は炭素質隕石~宇宙からやってきた 水は宇宙からやってきたのです。地球が大量の隕石によってできた事は述べましたが、そ…
気候文明史 田家氏は金融機関勤務を経て気象士となった経歴を持つ。本書帯より、「地球温暖化は人類の長い歴史の一こまに過ぎない。8万年にわたる寒冷化と温暖化の気候変化と人類は格闘してきたのだ。人類誕生、古代から中世、近世、21世紀まで、気候変化が…
鉄学 137億年の宇宙誌 (岩波科学ライブラリー)本書は2009年東大総合研究博物館特別展示「鉄ー137億円の宇宙誌」が契機。 地磁気~ ダイナモ理論 地球表面に暮らす生物たちを宇宙線から守るバリアであり、極域の夜空に美しいオーロラを作り出し、渡り鳥たちに…
スノーボール・アース 全地球凍結(ぜんちきゅうとうけつ)とは、地球全体が赤道付近も含め完全に氷床や海水に覆われた状態である。(WIKI) 約29億年前 ポンゴラ氷河時代 約25.5~22億年前 ヒューロニアン氷河時代 約7.3億年前~約6.35億年前 スターチアン…
JAXAプレスを見て、元素に興味を持つ。 「X線天文衛星「すざく」を用いた観測により、スタンフォード大およびJAXAの研究者たちが、100億年以上前の太古に、鉄などの重元素が宇宙全体にばらまかれた時代があり、それが現在宇宙に存在するほとんどの重元素の起…
新たな島、二つの火口を確認…マグマが上昇 海上保安庁は22日、小笠原諸島(東京都)の西之島付近で噴火により出現した新しい島について、航空機から観測したところ、二つの火口を確認したと発表した。(yahooニュース) どうして島ができるか?ユーチュー…
地球の内部で何が起こっているのか? (光文社新書) 海洋研究開発機構『地球深部探査船「ちきゅう」』プロジェクト関係者により執筆された。 ちきゅう 「ちきゅう」全長210m、高さ160m、6万トン級の世界最大級の研究船で2005年竣工、水深約4,000mの海底か…
アルバレス仮説~6,500万年前の恐竜絶滅と巨大隕石 既に1,980年代より6,500万年前のイリジウムの濃度の濃い地層がある事が知られており、アルバレス親子(物理学者の父と地質学者の息子)が恐竜の絶滅と巨大隕石の衝突には関係があるのではないかという仮説…
恐竜はなぜ鳥に進化したのか―絶滅も進化も酸素濃度が決めた (文春文庫) 著書のP・D・ウォード氏は古生物、地球・宇宙科学の研究者。 本書のはじめにから仮説の部分を引用する。 歴史を通じての大気中の(ひいては海中の)酸素濃度の時間的変化が、地球上の動…
地球全史――写真が語る46億年の奇跡 素晴らしい写真集です。写真家の白尾元理氏が100枚の写真を厳選した。 地球の歴史46億年の痕跡を探し20年以上にわたって世界を旅をして写真をとった。 ストロマイトライトの海 27億年前に地球に酸素をもたらしたシアノバク…
世界史の中の資本主義: エネルギー、食料、国家はどうなるか 水野和夫氏はファンダメンタルの金融うアナリストであった方、水野氏は15-16世紀から18世紀にかけて起こった「空間革命」についてたびたび言及してきた。 空間革命はドイツの政治学者カール・シュ…
“石油は何からできたか?”微小生物の死骸の蓄積だとする有機成因説、地球内部で生物を介さずに形成される無機成因説の2種類がある。現在では有機成因説が主流であり地球にある石油の大部分は有機によるものだと考えられているそうである。(石油という表現は…
「地球のからくり」に挑む (新潮新書) 著者の大河内氏は独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC ジャムステック)のプログラムディレクターで研究者との事です。 70億人の人口を支える為に必要な食糧エネルギーは2京キロジュール/年①でありこれは地球が太陽…