毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2016-02-01から1日間の記事一覧

かつてカトリック教会は聖俗両方の権威者だった~『カトリック教会と奴隷貿易―現代資本主義の興隆に関連して』西山俊彦氏(2005)

カトリック教会と奴隷貿易―現代資本主義の興隆に関連して 西山氏はカトリック司祭叙階、現代資本主義のスタートラインとなった大航海時代に、カトリック教会は決定的な役割を果たしていた。(2005) 1493年教皇アレキサンデル6世の「贈与大勅書」 「全能なる…

日本的な様式美とは何か?~『日本人にとって美しさとは何か 』高階 秀爾氏(2015)

日本人にとって美しさとは何か (単行本) 高階氏は西洋美術史の研究家、 大胆なデザイン性、多様な要素を一つ画面に納める構成力、日本独自の美意識を明らかにし、この感性がいかに中国や西洋の文化を受け入れたかを詳らかにする。(2015) 光琳の≪紅白梅図屏…