毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2015-06-22から1日間の記事一覧

重要なこと、全体から部分を見るという意識~『日本文化における時間と空間』加藤 周一(2007)

日本文化における時間と空間 加藤周一(1919-2008)は文芸評論家・作家、日本文化を貫く時間と空間に対する独特な感覚―著者はそれを「今=ここ」と捉える―に迫る。(2007) 日本文化の時間 始めなく終りない直線=歴史的時間、始めなく終りない円周上の循環=日常…

生命という"概念"がいつ生まれたか知っていますか?~『はじめて読むフーコー』中山 元(2004)

はじめて読むフーコー (新書) 中山氏はフーコーの研究家。ミシェル・フーコー(Michel Foucault)は一九二六年に生まれ、一九八四年に亡くなったフランスの思想家です。五七年ほどの生 涯をつうじてものを考えつづけたフーコーは、ぼくたちに大きな遺産を残…