毎日1冊、こちょ!の書評ブログ

2013年8月から毎日、「そうだったのか」という思いを綴ってきました。

2014-08-18から1日間の記事一覧

200年単位で見るアメリカ、という視点~民主主義と資本主義の交差する所

アメリカン・ドリームという悪夢―建国神話の偽善と二つの原罪 藤永茂氏は1926年生まれの量子化学の研究者。本書は2010年の出版、はじめにより、「世界史の視点から、2世紀前に始まった「アメリカ」という試みそのものが一つの巨大な間違いではなかったどうか…

人類はあえて火山のそばに住んできたより環境史という視点から

歴史を変えた火山噴火―自然災害の環境史 (世界史の鏡 環境) 石史は環境史の研究家。 最大クラスの噴火は最低8回 人類の生存まで危ぶまれた約73000年前のインドネシアのトバ噴火であろう。更に、世界的に飢饉や文明崩壊、政治社会の動揺を招いた535年のナゾの…